1. 火器はタープ&テントの外側に!
バーナーやランタンなどの燃焼系アイテムは、テントやタープの下や風上での使用はやめましょう。
ちなみにクーラーボックスとバーナー、調理台をすぐそばにまとめておくと、調理の際にあちこち歩き回らずにすみます。クーラーボックスは常に日影になるようタープの下、北側にセットしておくと、庫内の温度上昇を防げます。
もちろん焚き火台も、テントやタープよりも風下に。火の粉で小さな穴があくのを予防できます。隣のキャンパーの方角に煙や火の粉が飛ばないよう配慮も忘れずに。
2. カートやラックで整理整頓
晴れていても急に雲が湧き上がり、雨が降ることもあるキャンプ。小物はコンテナボックスなど濡れに強いボックスに入れておいても、地面に直接置くと底がドロドロになってしまいます。カートやラック、ベンチなど地面に接する面積を極力小さくしておくと、急な雨でも汚れや濡れの心配がありません。
また、風で飛ばされる心配があるので、小物を出しっぱなしにするのもやめておきましょう。
3. 張り綱のない安全通路を確保
テントとタープには張り綱が不可欠です。が、張り綱に脚をひっかけて転ぶ危険もつきまといます。その先に焚き火台があったら大変!
張り綱の多い場所にはあえてランタンハンガーを置いてペグダウン。歩かないエリアにしてしまいます。できれば張り綱には蛍光色のリボンを結んでおくとより安心です。
キッチン脇は張り綱がなく、安心して歩けるエリアになっています。また、焚き火をしないときは焚き火台をランタンハンガーの下に置いておくと、ここも歩きやすくなりますよ。
4. ランタンは大小を使い分ける
タープ下やテント内はLEDランタンをセット。
写真のテーブルに載せているランタンは、4面の発光パネルを取り外せる仕様で、1面だけ持ってトイレに行ったり、テント内に持ち込んだり、必要なときにはキッチンテーブルに吊したり…、という使い方ができます。LEDの光は虫を呼びにくいので、テーブルやキッチンまわりをLEDで照らすのは理にかなっているとも言えます。
一方、パワフルな燃焼系ランタンを吊します。高い位置にあるほど広範囲を照らせるので、ランタンハンガーがない場合はクルマのルーフに載せるなど工夫しましょう。
パワフルなランタンでサイト全体を照らしますが、反対側の足下が暗くなるのが悩みの種。その場合は、ほのかな明かりの小型燃焼系ランタンでカバーしてください。
■ローとハイ、快適なのは?
最近のキャンプでは、ローテーブルとローチェアを使ったロースタイルが人気です。2ルームテントやスクリーンテントをリビングとして使う場合は、ロースタイルの方が頭上が広くなり、圧迫感を感じずにすみます。また、ローチェアは焚き火と近く、ゆったり過ごせます。小さな子と親が同じチェアを使えるのもメリットです。半面、ローチェアは一度座ると立ち上がるのが大変!
一方、座面高が50cm程度になる従来からあるスタンダードなチェアは、ダイニングチェアをヒントに設計されています。脚をまっすぐ地面におろせるので食事向き。また、立ち上がるのもスムーズです。開放的なタープをリビングとする場合は、こちらのチェアが快適です。できれば、食事は50cm程度、焚き火の前では座面高が30cm程度のローチェアにできるものがベストです。
ちなみに、焚き火の火の粉でチェアに穴をあけないよう、ウールのブランケットや厚手コットンのカバーをかけておくといつまでもきれいに使えますよ。
<撮影使用アイテム>
>> コールマン
「ナチュラルロールウッドテーブル110クラシック」
「ツーウェイキャプテンチェア(グリーン)」
「オールインワンキッチンテーブル」
「パワーハウスLPツーバーナーストーブⅡ」
「ノーススターチューブマントルランタン」
「ランタンスタンド4」
「クアッドマルチパネルランタン」
「アウトドアワゴン」
「54QT 60thアニバーサリー スチールベルトクーラー(ターコイズ)」
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(取材・文/大森弘恵 写真/田中一矢)
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