1. 端末内の写真を自動でバックアップ
Googleフォトは、Googleアカウントでログインして利用します。AndroidスマホのユーザーはすでにGoogleアカウントを持っていますし、iPhoneユーザーもアカウントを作成しておきましょう。
写真の保存容量は、アップロードするサイズによって変わります。元の解像度で保存するならGoogleドライブ上の容量を消費しますが、自動でリサイズする「高画質」にしておけば、容量は無制限。大判で印刷することがなく、スマホやPCで見るだけという人やL版でしか印刷しない人ならこれで十分です。
他にもGoogleフォトをおすすめしたい理由のひとつが、自動でバックアップしてくれる点です。iPhoneの場合はアプリを起動すると、端末内の写真や動画をGoogleフォトに保存してくれます。
写真や動画をバックアップしてくれるのは便利ですが、知らないうちにデータ通信が発生すると、データ消費量が増えてしまいます。Wi-Fiにつなげる環境がある人は、モバイルデータ通信での自動バックアップはオフにしておくと安心です。
Googleフォトは、検索が優れているのも特筆すべきポイントのひとつ。検索欄に探したい写真を撮影した場所や写っているものの名前を入力すると、該当する写真を探してくれます。さらに、「お気に入り」に登録した写真だけを探したり、動画、自撮り、スクリーンショットだけを探したりいったことも可能です。
2. バックアップ済みのスマホ内の写真を消して容量節約
スマホの写真をGoogleフォトに保存しておけば、同じGoogleアカウントでログインしたスマホやタブレット、PCからも写真や動画が確認できます。スマホの容量がいっぱいになってきたと感じたら、バックアップし終えた写真はスマホから消してしまうのもひとつの手です。
バックアップ済みの写真を削除するには、メニュー内の「空き容量を増やす」を開きます。これで、バックアップ済みの写真と動画の数に加え、その容量がわかります。どれくらいの容量節約になるのかがひと目でわかるのがいいですね。
3. ペットもOKな「フェイスグルーピング」
Googleフォトが検索に優れていることがわかるもうひとつの機能が「フェイスグルーピング」機能です。これは、写真に写っている人物を認識して、人物ごと写真をまとめてくれる機能で、犬や猫などのペットの写真でも分類してくれます。
Googleフォトは写真内に写っている画像だけを認識するので、名前などは自分で入力します。この機能にひとつ問題を挙げるとすれば、ポスターに写っている顔や、通りすがりの人の顔も認識してしまうことです。グルーピングする必要がない写真は非表示にしておくと使いやすくなります。
4. アルバムを作って思い出を見やすく管理
旅行やイベントごとに「アルバム」を作って写真をまとめておくと、あとから閲覧しやすくなります。アルバムはメールで共有できるので、思い出の写真や動画をほかの人に送るといったことも可能です。
アルバムを作成するには、「アルバム」の画面で「新しいアルバム」をタップします。手動で写真を追加できるだけでなく、フェイスグルーピングに登録した人物やペットの写真のアルバムも作成できます。ペットや子どもを登録しておくことで、常に最新の写真が自動で追加されるようになります。
5. 自動作成してくれるアルバムやコラージュ
自分でアルバムを作るのが面倒なら、Googleフォトが自動的に作成してくれるアルバムを保存しておくといいでしょう。
「アシスタント」タブを開くと、Googleフォトが作成したアルバムやコラージュ写真、ムービー、アニメーションなどが見られます。日付や場所などで写真をまとめてくれるので、思い出を簡単に振り返れます。
また、「共有」タブでは日付ごとに写真をまとめて、そこに写った人物を教えてくれます。ここから写真を共有することも可能です。
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Googleフォトには便利な機能がたくさんあります。まずはスマホの写真を保存して、思い出を振り返りやすいよう整理してみましょう。
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(取材・文/今西絢美)
編集プロダクション「ゴーズ」所属。スマートフォンなどのデジタル製品を中心に、アプリや関連サービスに関する記事をウェブや雑誌で執筆中。趣味は食べ歩きで、食にまつわるサービスや製品のチェックがライフワーク。
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