■au Payは「じぶん銀行」のみ
au PAYは、「au WALLET」アプリ内から利用できるコード決済サービスです。基本的には「au WALLET残高」を使って支払います。
au WALLET残高のチャージ方法には複数の手段が用意されていますが、口座からのチャージが対応しているのは、「じぶん銀行」のみです。
とはいえ、そのほかのチャージ方法も充実しています。オートチャージ機能などを使いたい場合以外は、これと言って銀行口座の紐付けにこだわる必要はないでしょう。
■Origami Payは地方銀行が充実
Origami Payは、都市銀行、地方銀行、信用金庫との連携を積極的に行なっています。「Origami」アプリを起動し、「ウォレット」 >「金融機関口座を登録する」をタップすると、豊富な金融機関がリストを確認できます。
金融機関口座を登録して支払い方法に設定すると、デビットカードのように預金残高から即引き落としで決済可能。ほかの決済手段を登録して使用する場合に比べて還元額が+1%お得になります。
三菱UFJ銀行には対応していませんが、一般的な銀行にも幅広く対応しているので、銀行口座との連携は積極的に活用したいサービスです。
■d払いはドコモユーザーなら間接的な方法あり
d払いは、銀行口座と直接連携できるわけではありません。しかし、NTTドコモの回線を持っている場合には、電子マネーサービスである「ドコモ口座」の残高を支払いに使えます。ドコモ口座の残高は、金融機関口座からのチャージに対応しています。
「d払い」アプリ内メニューから「設定」>「充当方法」>「ドコモ口座を開設」という操作が行えます。
■PayPayは「三菱UFJ」と「じぶん銀行」に注意
PayPayが残高チャージ用として連携できる銀行口座はかなり豊富です。ただし、三菱UFJ銀行とじぶん銀行、楽天銀行などは非対応なので要注意。三菱UFJに関しては、アプリ内の「お知らせ」にも非対応である旨が表示されています。
対応する金融機関口座は「PayPay」アプリ内の「銀行口座登録」をタップすると、確認可能です。
■メルペイは「ゆうちょ」非対応だけど「三菱UFJ」がOK
「メルカリ」アプリ内に用意された決済機能「メルペイ」は、メルカリの売上金が残高としてチャージされるほか、銀行口座からの残高チャージも行えます。「メルペイあと払い」後払いの口座振替用に連携することも可能です。
三菱UFJ銀行と紐づけられる貴重な存在ですが、一方でゆうちょ銀行や楽天銀行は登録できません。
対応する金融機関口座は「メルカリ」アプリ内から、「メルペイ」タブの下部にある「銀行口座」をタップすると確認できます。
■LINE Payは主要銀行を幅広くカバーする優等生
LINE Payは、銀行口座からも残高をチャージできます。今回ピックアップした主要な銀行に関しては唯一全てをカバーしていました。ゆうちょ銀行、三菱UFJ銀行、楽天銀行などを使いたいけれど、いまのサービスが対応していなくて困っていたという人は要注目です。
LINEアプリの「ウォレット」タブからLINE Payの画面を開き、「銀行口座」をタップすると、連携できる金融機関口座を一覧で確認できます。
■楽天ペイはようやく楽天銀行に対応へ
楽天ペイでは、最近までは銀行口座との連携はありませんでした。しかし、8月末から、楽天銀行からオンライン電子マネー「楽天キャッシュ」へのチャージが行えるようになりました。
楽天ペイアプリの右上にある「チャージ」ボタンをタップし、チャージ方法の指定画面を開きます。ここに「楽天銀行を登録」と表示されます。アプリ内の表記を見る限り、今後も対応の金融機関を増やしていく方針のようです。
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一覧の表でまとめられた金融機関は限定的でしたが、利用している金融機関が対応しているスマホ決済が見つかったら幸いです。ぜひ候補として検討してみてください。
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(取材・文/井上 晃)
スマートフォン関連の記事を中心に、スマートウォッチ、ウエアラブルデバイス、ロボットなど、多岐にわたる記事を雑誌やWebメディアへ寄稿。雑誌・ムックの編集にも携わる。モットーは「実際に触った・見た人だけが分かる情報を伝える」こと。
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