■25cmくらいの小鯛が狙い目
さて、そんなマダイですが、タイラバで釣れるのは25cmから90cmまで幅があり、もっとも味が良く市場価値が高いのが、30cmから40cmほどのサイズと言われます。特に春の産卵期に近いメスの個体は、ピンクがより鮮やかになり「桜鯛」とも呼ばれ、味わいも格別です。
で、25cmくらいの小鯛が釣れたり手に入ったりしたら、迷わず「鯛めし」にしちゃいましょう。丁寧に下処理して炊飯器を使えば、蒸された柔らかい白身と、骨身から出たダシの旨味が染み込んだ白米、醤油と酒だけの味付けがあわさり、絶品料理が出来上がります。
宅飲みの締めの一品……どころか、日本酒がピタリとマッチする、立派なアテにもなりますよ。
■炊飯器で鯛めしづくりの重要ポイント
鯛が一匹ドーンと入った炊飯器鯛めしは、写真映えもしますし、家族も大喜びすること間違いなしです。ただし、ネットのレシピ通りにやってもうまくいかないことが多々あります。筆者もそうでした。より美味しく作るにはちょっとしたコツが必要なんです。
そのポイントは3つ。
・丁寧にタイを下処理する。特に鱗(ウロコ)ね!
・炊飯器に入れる前に軽く焼く。焦がすと苦くなるよ!
・炊飯器から鯛を取り出して丁寧に解体し、混ぜご飯風にする。混ぜるのは身だけな!
というわけで、だいたい月一ペースで鯛飯を作り続けて10年くらいの筆者が、炊飯器で、極上鯛飯をカンタンに作るための方法をご紹介します!