■請求書支払いの老舗といえば「LINE Pay」
「LINE Pay」は2018年から請求書支払いに対応してきた老舗。請求書支払いにおける手数料は、一部の例外を除き、基本的には無料とされています。水道料金は49999円までの支払いに対応。税金の請求書支払いでは30万円までの支払いが可能です。
税金を含む公共料金の支払いについては、相当数対応していますが、自治体によって対応状況が異なります。LINE Pay公式ブログの『「LINE Pay 請求書支払い」を活用する』(※本記事執筆時点での最終更新日は4月28日)には、支払い可能な公共料金一覧が記載されているので、お住まいのエリアがどういった記載になっているのか確認してみてください。
具体的には、軽自動車税や固定資産税、国民健康保険税、介護保険料、保育料などに対応しているケースが多いようです。なお、水道料金支払いに対応していない自治体も多く見られます。
ちなみに、請求書支払いもポイント還元の対象となります。ただし、5月からスタートした「LINEポイントクラブ」の仕組みでは、ポイント還元を受けるために「Visa LINE Payクレジットカード」が必要になるので注意が必要です。
[関連記事]5月1日からLINE Payのポイント還元が変わる!条件を要チェック ー〇〇Payの選び方[30]
支払い手順としては、アプリ内の「ウォレット」タブから金額をタップして、LINE Pay画面を起動。「請求書支払い」をタップして、「次へ」をタップ。カメラが起動したら、請求書・納付書のバーコードを読み込み、内容に問題がなければ「お支払い」をタップして、画面手順通りに進めましょう。
■追いかける「PayPay」はより使い良好に
PayPayも、2019年9月から請求書支払いサービスの「PayPay請求書払い」に対応。PayPay残高のみ支払いに利用でき、決済上限は24時間で50万円。PayPayボーナスの還元も付与されます。
こちらも数多くの自治体への支払いに対応しますが、自治体によって対応状況は異なります。公式サイト(『PayPayが使えるお店 / サービス 請求書払い』)では、市町村名での検索が行えるので、チェックの際に活用してみてください。
エリアごとに差はありますが、多くのエリアで、軽自動車税や固定資産税、国民健康保険税、介護保険料、保育料などの支払いに対応しています。
利用手順は、アプリ内で「スキャン」を選択し、バーコードを読み込むだけ。金額を確認し、「支払う」をタップすれば、納付が完了します。LINE Payよりも、手順はシンプルです。
■「au PAY」は今後に期待か
au PAYも、2020年3月末より「au PAY(請求書支払い)」の提供を開始しました。決済上限はau PAYの決済上限額に依存するとあり、1回あたり25万円。0.5%のポイント還元も付与されます。
ただし、au PAYの請求書支払いはまだ対応支払い先が限定的で、ごく一部の電気・ガス・水道料金にしか対応していません。税金類の支払いもまだ活用できませんので、こちらは今後に期待というところ。
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自宅から納付書支払いを済ますという意味では、ネットバンキングで「ペイジー」を活用する方法ももちろん存在します。しかし、慣れ親しんだスマホ決済アプリから手数料なしで行えるのは魅力。いまのところはVisa LINE PayクレジットカードがあるならLINE Pay、ないならPayPayという2択ですね。
ちなみに、「FamiPay」もかつては店頭での請求書払いに対応していましたが、現在は税金などの支払いには利用不可になっているとのことなので、ご注意を。
>> [連載]〇〇Payの選び方
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文/井上 晃
井上 晃|スマートフォンやタブレットを軸に、最新ガジェットやITサービスについて取材。Webメディアや雑誌に、速報、レビュー、コラムなどを寄稿する。Twitter
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