リモコンはよく見失うからもう使わん![IoTで自堕落生活への道_01]

■マルチリモコンにエアコンを登録してみたが…

我が家でよく使うリモコンは3つ。エアコンとテレビとレコーダー。

▲この3つのリモコンをスマホにまとめるのが今回のミッション

まず、エアコンの登録をしようとして、いきなりつまずきました。我が家のリモコンが、アプリのプリセットリストに入っていなかったんです。型番からシリーズ名を調べて、近い仕様の機種なら反応してくれるのではないかと試しましてみましたが、うまくいかず。結局、「手動学習」という方法を使いました。

▲家電のタイプ、メーカーの順に、機種を検索していく

▲我が家のエアコンは富士通ゼネラル製だが、リストに機種名は見当たらなかった

「手動学習」というのは、リモコンからエアコンに送る“データ”を記憶させる仕組みで、例えば「冷房 24度 風速自動」「暖房 20度 風速3」などと設定して学習させるわけです。で、スマホで操作できるのは学習させたデータだけなので、本来のリモコンのように温度や風速を細かく変えたり、タイマーを起動したりといったことはできません。正直、ガッカリしました。これからマルチリモコンを買う人は、事前に登録したい家電の対応の有無を調べておくべきでしょうね。

▲リモコンの手動学習は、「学習失敗」と表示されて、やり直さなければならないこともあり、結構手間だった

 

■テレビとレコーダーのリモコン登録は大成功!

続いて、テレビとレコーダーを登録してみました。これらは、自分が使っている機種はプリセットされていたので、迷わず登録できました。エアコンが思うように登録できず、やや気分が下がっていたのですが、一気に上がりました。

▲テレビとレコーダーは、機種名で選んで、動作を確認して「YES」をタップするだけで設定できた

いままで、テレビを見ていて録画したい番組があったりすると、2つのリモコンを連係して操作していました。マルチリモコンのおかげで、テレビの近くに置いたリモコンを取りに行かなくても、テレビをつけたり、番組表を検索して録画予約をしたり、録画した番組を再生したりできるようになりました。“すごく” ではないですが、“ちょっと” 便利になったかなぁと。

▲レコーダーのリモコンは、本来のリモコンのボタン配列や名称と、アプリ画面に表示されるボタンや項目が異なり、使い慣れるまでに時間がかかった

我が家だけかもしれませんが、テレビのリモコンって、しょっちゅう行方不明になるんですよね。スマホでも操作できるようになったので、もう、そんなことであたふたすることはないでしょう。

▲マルチリモコンはテレビのすぐ近くに置き、テレビの左側にWi-Fiルーターがあるのだが、きちんと反応してくれている

さて、次の課題は、スマホが手元になくても、声だけでテレビをつけたり消したりできるようにすることです。私が買ったマルチリモコンは「Amazon Alexa」にも「Googleアシスタント」にも対応してます。なので、持っているスマートスピーカーを生かせそうです。では、またお会いしましょう!

[IoTで自堕落生活への道_01]
エアコン、テレビ、レコーダーをスマホで操作できるもん

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編集部追記:記事内にある富士通ゼネラルのエアコン「AS-M56E2W」は2015年発売のモデルになります。またリモコンはRF(無線)方式なので、赤外線方式のリモコンと同じ方法でスマートリモコンに学習させることはできません(10/15)

<取材・文/村元正剛(ゴーズ)

村元正剛|iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。

 

 

 

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