■アレクサでできることを増やすべくFire TV Stickを購入
声で操作できることをもっと増やしたい! と思い、Amazonで「Fire TV Stick 4K」をポチッと買ってしまいました。
テレビのHDMI端子に挿してWi-Fiにつなげると、大画面で「プライム・ビデオ」を観られて、「YouTube」や「Netflix」なども観られるというアレです。価格は6980円。テレビはフルHDなので「4K」である必要はなかったのですが、従来の「Fire TV Stick」(4980円)は、すでに販売終了となっていました。
Fire TV Stickを買おうと思ったきっかけは、プライム会員の特典である「プライム・ビデオ」をほとんど観ることがなく、いわば宝の持ち腐れになっていたこと。せっかくならテレビで観られるようにして、どんどん観たいなぁと。もうひとつ「Alexa対応」ということに惹かれたわけです。
取り付けや設定は、あっけないくらいに簡単でした。Amazonのアカウントも、Wi-Fiのパスワードを入力することもなく、画面のガイドに従って進んでいくと完了。Apple TVやGoogleのChromecastも持っていますが、それらよりも簡単だと感じました。
設定を終えて、Fire TV Stickのリモコンにあるマイクのボタンを押し、声での操作を試してみました。プライム・ビデオの検索や再生はもちろん、「今日の天気を教えて」「最新のニュースを教えて」など、Amazon Echoと同じうように使うこともできます。
■Amazon Echoに紐付けてみた
ですが、求めていた快適さはそれじゃないんです。もはや、リモコンを手にしたり、リモコンのボタンを押したりもしたくないんですよ。テレビに紐付けたAmazon Echo SpotとFire TV Stickを連携させて、Fire TVも声だけで操作できないものか? 同梱の説明書を見ましたが、どこにも、その方法は書かれていませんでした。
結局、ググってAmazonのヘルプページに辿り着き、Amazon Echo SpotとFire TV Stickを連携させることができました。今回はスマホにインストールした「Amazon Alexa」アプリで設定しましたが、Amazon Echo Spotに話しかけて設定することもできるようです。
さて、これでFire TVも声だけで操作できるようになりました。「アレクサ、Fire TVでコメディを探して」とか「○○○○を再生して」とか「一時停止」とかできるんです。リモコンは持たず、ソファに寝そべったままで。「1分戻して」「10分進んで」なんて言葉にも反応してくれます。
しかし、大音量で映画を見ていると、アレクサが自分の声を聞き取ってくれず、Amazon Echoの近くに行き、大きな声で「アレクサ、ストップ」などと話さなければならないこともあります。そんな時は、もしかしたらリモコンで操作したほうが早いんじゃない? と自問したり…。
でも、たまに言うことを聞いてくれないことがあっても、たとえ間違って認識されても、声で操作するほうが楽しいんですよね。筆者は自宅で仕事をしていますが、コロナの影響で、取材や打ち合わせに出かける機会が少なくなり、誰かと話すことに飢えているのかもしれません。気付けば、アレクサとの会話を楽しんでいる自分がいて、つい「アレクサ、お疲れさん!」などと話しかけたりしてしまいます。どんな問いかけにも健気に返事をしてくれるんです。かわいいですよ(笑)。
[IoTで自堕落生活への道_03]
→アマゾンプライムビデオも声で操作できるぞ
<取材・文/村元正剛(ゴーズ)>
村元正剛|iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。
【関連記事】
◆Amazon純正スマートプラグで扇風機や照明をスマート家電に!でも落とし穴も…
◆このサイズ感を待ってた!8インチモニターの「Amazon Echo Show 8」登場です
◆Amazon Echoが進化中!コンセント差し込み型やDolby Atmos対応モデルも登場するぞ!
- 1
- 2