電話の発信やメールの送信も声だけでOK
Siriと言えば、声でさまざまな操作ができるのが特徴です。今回はiOS 9のSiriでできる操作を紹介します。
「設定」アプリで「Siri」をオンにしたら、準備は完了。ホームボタンを長押しすればSiriが起動します。純正イヤホンを使っている場合は、イヤホンを挿したままでコントローラーの中央ボタンを長押しすれば起動します。
「○○さんに電話」と話しかけると、「連絡先」に登録している相手に電話を発信します。また、「○○さんに5分遅れますとメール」と話しかけると、メッセージの作成&送信も可能です。
●検索やメモ、カレンダーの登録もOK
知らない土地で役立つのが、Siriの検索機能。たとえば、「近くのカフェを探して」と話しかけると、きちんと近くにあるカフェを教えてくれます。カフェなどの飲食店だけでなく、映画館や病院など、さまざまな施設の検索が可能です。
また、「~とメモ」と言えばメモを作成し、「~をカレンダーに登録」と言えばスケジュールをカレンダーに登録してくれます。「来週の土曜日」など、日付を指定しなくてもSiriが理解してくれるのが便利です。
【Siriの使い方-応用編-】
●場所や日時を言えば写真が見つかる
Siriは「写真」アプリとの連携にも対応しています。「○○○(撮影場所)の写真」と言うだけでその場所で撮った写真を教えてくれたり、「○月の写真」と言えば該当する期間の写真を表示してくれたりします。
カメラロールからいちいち写真を探しだす手間が省けるので便利です。「○月に○○○(撮影場所)で撮った写真」というふうに、条件を組み合わせて探すこともできます。
●ウェブの記事やメールのリマインドに対応
「Safari」でニュースサイトを読んでいて、見つけた記事をあとでゆっくり読みたいけど、そのまま忘れてしまいそう……。そんなときはリマインダーを設定しましょう。設定方法は簡単で、リマンドしたいページを「Safari」で開いた状態でSiriを起動。「このページをリマインド」と言えば、リマインダーに登録する準備をしてくれるんです。
リマインダーの設定時に「明日の昼にこのページをリマインド」と言えば、翌日の正午にリマインドしてくれます。
●音楽機能との連携も充実
「○○○(アーティスト名や楽曲名など)を流して」と言えば指定した曲を再生をするSiri。音楽再生に関する機能だけでなく、さらに便利な機能もあるんです。
たとえば、飲食店や美容院で流れてくる曲のタイトルやアーティスト名を調べたいときはSiriの出番。「この曲は何?」とSiriに話しかけると……。
端末のマイクで音を聴き取り、iTunes Storeから曲を探します。該当する楽曲が見つかれば、そのままiTunes Storeから購入することも可能です。
さらに、「Apple Music」を契約しているユーザーであれば、ヒットソングの検索にも対応しています。「70年台代のヒット曲を聞かせて」と聞けば、すぐに70年代のヒットソングを再生します。これでさらにいろんな音楽と出会えそうですね。
●「Hey Siri」と呼びかけてSiriを起動しよう
iiOS 9では、Siriに話しかけて起動することもできます。iPhoneが見当たらないときに「Hey Siri どこにいる?」と大きめの声で言えば、Siriが「私はここにいます。」と返事してくれるんです。
ただし、この機能はi Phone 6s/6s Plus以前のモデルで利用する際は、ACアダプタやモバイルバッテリーなどの外部電源に接続されている必要があります。また、端末を伏せた状態で置いていると、Siriは反応しません。万が一見当たらないときに備えて設定しておくと良さそうです。
設定するには、「設定」アプリで「Siri」を開き、「"Hey Siri"を許可」をオンにします。続いてSiriに自分の声を認識させます。ほかの人の声では起動しないので、誤作動を防ぐのはもちろん、”自分だけのSiri”という感じがしていいですね。
【Siriの使い方-番外編】
Siriは話しかけるとユニークな会話が楽しめるのも使いたくなる理由のひとつ。俳句を詠んだり、ものまねをしたり、さらにはスター・ウォーズにも詳しかったりするんです。いろんなことを話しかけて、Siriの楽しさを探ってみましょう。
(文/今西絢美)
編集プロダクション「ゴーズ」所属。スマートフォンなどのデジタル製品を中心に、アプリや関連サービスに関する記事をウェブや雑誌で執筆中。趣味は食べ歩きで、食にまつわるサービスや製品のチェックがライフワーク。
- 1
- 2