POINT3:シルバーの下に黒を塗って金属感をリアルに再現
TZR250では、美しいアルミ合金製フレームやスイングアームなども外観上大きな特徴となっています。材質の違いを塗分けるエンジン塗装もそうですが、バイクモデルでは塗装での金属感も大きなポイントとなります。キットによっては、メッキパーツでポリッシュ(磨いてつやを出すこと)されたアルミを再現しているものもありますが、本キットでは塗装でアルミの質感を再現しなくてはいけません。
フレームやスイングアームの塗装は、キットのインストでも指定されているMr.カラーの「C8 シルバー」を使用します。ですが、塗装前にサーフェイサーではなく「C2 ブラック」(ツヤあり黒)を使い、平滑で光沢感のある下地をつくることで、エアブラシでシルバー吹き付けた際の金属的な輝きがより強調されて、リアルなアルミフレームの質感を表現できます。
また、スイングアームはインストだとフレームの組み立て工程とは別に指示されていますが、先に組んでフレームと同時に塗装しておくと効率よく製作を進められます。
POINT4:ピンセットを使ってエンジンを組み立て
フレームにラジエーターのリザーバータンク、バッテリー等を取り付けが完了したらエンジンを搭載します。その際にいきなり接着するのではなく、エンジンに取りつけたケーブルがフレームのどの位置から出ているか、ピンセットを使い確認しながらエンジンを接着します。エンジンを固定したらラジエーターを取り付ければ完了です。
【迷人流!エンジン&フレーム製作のポイント】
「1/12 TZR250(1KT)」は、実車を徹底取材したことにより、TZR250の特徴的なスタイルとエンジンのディテールをかなり精密に再現しています。それをキットでもリアルに再現には、塗装で金属の質感を出すのがとても重要です。塗装の使い分け、重ね塗りなどを駆使して、よりリアルなTZR250にしましょう!
>> 達人のプラモ術
<写真・文/長谷川迷人>
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