知っておきたい接着剤選びのポイントと失敗しない使い方【達人のプラモ術<道具編>】

【達人のプラモ術】
「達人御用達接着剤カタログ」

戦闘機やバイク、ロボット、スポーツカーなど、さまざまなプラモデルの作り方・楽しみ方を紹介する、プロモデラー長谷川迷人さんによる【達人のプラモ術】。今回はプラモデル製作に欠かせないツール第2弾、接着剤について取り上げます。近年は接着剤不要のスナップフィットのキットも増えてきていますが、まだまだ必要な道具のひとつです。とはいえ数多くの種類が発売されているなか、どれを選べばいいのか…。そこで使用頻度の高い接着剤の選び方や使い方をプラモの達人が指南します!

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■接着剤の種類を知っておこう

プラモデル用接着剤は、現在多くの種類が販売されています。昨今は模型店だけではなく大手量販店などでも扱っており、入手しやすくなりました。

店頭では、種類の多さにどれを選べば良いのか悩んでしまうほどさまざまな種類の接着剤が並んでいます。プラスチック用の接着剤だけではなく、エッチング素材などの金属パーツや樹脂パーツを接着する瞬間接着剤。さらにはエポキシ接着剤、透明部品やメッキ部品の接着にも便利な多用途接着剤などもあります。

こうした中から今回は、プラモの製作で使用頻度の高い基本的プラ用の接着剤と瞬間接着剤にスポットを当てています。

接着剤選びのポイントは素材や用途に合わせて選ぶことです。例えば一般的なスチロール用接着剤ではレジンパーツやエッチングパーツは接着できません。また一般的な瞬間接着剤は硬くて切削性が良くありません。パーツの接着や加工、改造等、用途に応じて接着剤を使い分けることで、プラモ製作を効率良く進められます。

長谷川迷人|東京都出身。モーターサイクル専門誌や一般趣味雑誌、模型誌の編集者を経て、模型製作のプロフェッショナルへ。プラモデル製作講座の講師を務めるほか、雑誌やメディア向けの作例製作や原稿執筆を手がける。趣味はバイクとプラモデル作りという根っからの模型人。YouTubeでは「プラモ作りは見てナンボです!「@Modelart_MOVIE」も配信中

 

【次ページ】まずは基本的なプラスチック用接着剤から

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