エッチングパーツはここぞという場所だけでもOK!【達人のプラモ術<米海軍空母エンタープライズ>】

■甲板の接着

前回製作した船体に飛行甲板や対空機銃といった艤装パーツを取り付けていきます。飛行甲板も実艦に近い色で成型されていますが、船体と同じく、よりリアルに仕上げるため塗装(Mr.カラー14番ネイビーブル)をします。

▲甲板の塗装はMr.カラー14番ネイビーブルーを使用

船体の両舷にずらりと並んだ対空砲火は小さなパーツですが一体成型されているので取り付けも楽。

こうした小パーツはランナーから切り離してしまうと塗装が大変になるので、ランナーについた状態で塗装しておくと、組み立てが効率的に進められます。

塗装した飛行甲板は接着剤を使わず船体に取り付け可能ですが、僅かですが隙間が生じてしまうので、接着剤でしっかりと固定します。

▲甲板と船体に隙間ができないように接着後はマスキングテープで接着剤が乾燥するまでしっかりと固定しておく

飛行機を格納庫から甲板に移動させる大型甲板に3か所あるエレベーターは、稼働(下がった)状態も選べます。今回は艦尾寄りの一基のみを下げた状態にしました。

 

■艦橋の製作

▲組み上げた艦橋

艦橋は、少ないパーツながら良くディテールが再現されています。

▲塗装した状態の艦橋

船体同様にほぼ組み上げて、缶スプレーのヘイズグレーで塗装(煙突上部のみつや消し黒)。乾燥後にデッキ部分を筆塗りで甲板色と同じネイビーブルーを塗装しておきます。艦橋に2本あるマストはABS製なので折れにくくなっているのはありがたい配慮です。

 

【次ページ】エッチングパーツは全部使う必要はない

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