【iPad Hacks_05】
多くの人にとってスマートフォンを所持するのが当たり前になった昨今、わざわざタブレットを使用するメリットとはなんでしょうか? もちろん、大画面を活かしてコンテンツを視聴する“ビューワー”としての活用は言うまでもありません。しかし、ことiPadに関しては、それ以外にもiPhoneにはない独自機能などが重要になってきます。今回は、「知らなかった」ではもったいない、iPadならでは基本用途を、7つのポイントでおさらいしていきましょう。
(1)大画面を活かしてマルチタスクが行える
Androidスマートフォンでは随分前から、マルチタスク機能(=ここでは1つのディスプレイに複数のアプリウィンドウを開くこと)が一般的に使用されるようになっています。例えば、ブラウザで検索しながら情報をノートアプリでまとめたり、動画を視聴しながらチャットしたりするような使い方などが想定できますね。
一方、iPhoneでは(Webサービスを中心に扱う特殊なブラウザ系のアプリなどを例外としつつ)未だに1画面1アプリウィンドウの表示が原則です。iPhoneユーザーの場合、マルチタスクをしようとすると細々と画面を変更しなくてはなりません。
しかし、iPadでは大画面を活かし、複数アプリの画面を同時に表示させられる機能が2つ用意されています。画面上に2つのアプリウィンドウを横並びで表示できる「Split View(スプリットビュー)」と、縦長のウィンドウを別のアプリ画面の上に重ねて表示できる「Slide Over(スライドオーバー)」の2種類です。
こうしたiPadOS特有の機能を活用することで、iPhoneではできなかったマルチタスキングが可能となります。