【達人のプラモ術】
タミヤ
「1/48 川崎三式戦闘機 飛燕1型丁」03/04
戦闘機やバイク、ロボット、スポーツカーなど、さまざまなプラモデルの作り方・楽しみ方を紹介する、プロモデラー長谷川迷人さんによる【達人のプラモ術】。
メッキパーツが多数使われているメッキ仕様の「飛燕」。質感はいいのですが、研磨できないことがネックとなります。とはいえ、継ぎ目などはそのままにしておくわけにはいかず、ヤスリがけは必要。では研磨して剥げてしまったメッキはどうすればいいのか。今回は、塗装でカバーできない剥がれたメッキ部分の再現を行います。
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前回はメッキキット飛燕のコクピットとエンジンに塗装をすることで、より実機らしいリアルディテールを再現しました。キットのつや消しメッキは金属感溢れるものですが、メッキが剥がれてしまうためパーツの継ぎ目の処理といった研磨処理をすることができません。塗装ではメッキの質感が再現できないのが悩みどころです。そこで今回は塗装せずにメッキの劣らない金属感を再現できる便利アイテム、フィニッシュシートを使ってさらなるリアルディテールを目指します。
長谷川迷人|東京都出身。モーターサイクル専門誌や一般趣味雑誌、模型誌の編集者を経て、模型製作のプロフェッショナルへ。プラモデル製作講座の講師を務めるほか、雑誌やメディア向けの作例製作や原稿執筆を手がける。趣味はバイクとプラモデル作りという根っからの模型人。YouTubeでは「プラモ作りは見てナンボです!「@Modelart_MOVIE」も配信中。