iPadに使える充電器、使えない充電器の見分け方|iPad Hacks

【iPad Hacks_11】

iPadを使っている人の場合、iPhoneやスマートフォンも持っていて、さらにiPadということが多いのではないでしょうか。その場合、手持ちのケーブルや充電器を流用できるので、周辺機器の管理は容易になります。一方で、気をつけておきたいことも少しあります。実は、使用する充電器によっては、iPadがなかなか充電されないという事態を招くからです。

今回は、そんなiPadの充電に関する基本についてご紹介します。

 

■充電器の裏を確認してみよう

まずは、手元にあるiPhoneやiPadで使う充電器(コンセントの穴に指す白いキューブ状のアダプタ)の裏をご覧ください。こんな数字が書いてあります。「Output:5V===1A」みたいなやつです。

▲下から2行目に「Output: 5V===1A」のように書いてありますね(本当は「=」ではなくて上側がつながっているので、直流電流を表す記号です)。

「V」は電圧、「A」は電流、「W」は電力を表す単位です。そういえば授業で聴いたことがある、という人もいるでしょう。それぞれの関係は、V x A = Wです。

電気の性質は、イメージしやすいように水の流れで例えられることが多いので、先人に倣いましょう。単純化すると、「V」は水が落ちる高さ、「A」が水の量、Wが水車を動かすための力、のように説明できます。

▲V、A、Wの関係性の例え。図は筆者作成

仮に水が落ちる高さ(充電器の表記にある「V」=電圧の値)が一定だとすると、水の流れ(充電器の表記にある「A」の数値=電流の量)がちょろちょろっと流れるだけだったら、裏に歯車がたくさんある重い水車を回すため(iPadのバッテリーを効率よく充電するため)にはエネルギーが足りないわけです。

 

【次ページ】サードパーティ製の充電器の場合は?

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