■骨盤や足裏のアーチをイメージ。「ウェーブストレッチリング」は応用性バツグン!
「ウェーブストレッチリング」は、人間の骨盤や肋骨、足裏などのアーチをイメージして作られたアイテム。ストレッチのみならず、筋膜リリースやトレーニングなどにも使用可能なセルフギアアイテムです。リモートワークなどで肩こり腰痛にお悩みの方は、リラックスタイムにしっかりケアしていきましょう。
<肩こりケア編>
▼首ストレッチ①
「首の傾きを整える」
同じ姿勢を長い時間続けていると、姿勢が歪んだままで固定されてしまいます。首も同様で、知らないうちに左右に偏っているもの。ウェーブリングを使ったストレッチで、左右の傾きを整えていきましょう。
・カラダの後ろでウェーブリングを持つ
・ウェーブリングを掴んだまま頭を左右どちらかに倒す
・気持ちがいいところで数秒キープする
・逆にも同様に倒してキープする
・数回繰り返してストレッチをかける
片側に痛みがあるようなら、そちらに傾いているということです。気持ちいいぐらいのところでキープするだけでなく、反対側も必ず行うこと。だんだんとバランスが戻ってきます。
▼首ストレッチ②
「前方への傾きを正す」
日頃のデスクワークやスマホを長時間使用することで、頭の位置は前方に傾いてしまっています。この傾きを正すことが、肩こりの解消につながります。
・首と頭(後頭部)の境目にウェーブリングを当てる
・上を見るように顔を上げていく
・首が伸ばされているところで数秒キープする
・数回繰り返してストレッチをかける
首が前に傾くとかなりの負担がかかり、肩こりを引き起こす原因になります。首のストレッチは肩こり解消にとても効果的ですので、長時間のパソコン作業後に行ってみてください。
「あー、ウェーブストレッチリングで、首がだいぶスッキリしました!」(編集)
「声も晴れやかになりましたね。あれ? でもまだ首回りにだいぶ力が入ってるようですが」(吉見)
「こりは解消されたんですけど、借金で首が回らないのは解決できなくて……。吉見さん、これのケア方法はないですか?」(編集)
「それは自分で解決してください! ご利用は計画的に!」(吉見)
▼肩こりセルフケア①
「脇の下を伸ばす」
まず脇の下を伸ばします。自覚症状のない方が非常に多いですが、肩こりを感じる方の多くは脇の下周辺の筋肉が固まっています。この部分のケアにはウェーブストレッチリングが最適です。
・ウェーブリングを床に置く
・横向きに寝て脇の下にウェーブリングを当てる
・カラダを前後に軽く揺らす
・余裕があれば腕を伸ばし、よりストレッチをかける
脇の下は、自分で伸ばすのは少し大変ですが、ウェーブリングを使えばやりやすくなります。しっかりと伸ばしていきましょう。
▼肩こりセルフケア②
「背中の丸まりを解消」
デスクワークやスマホの使用が続くとどうしても前傾になり、巻き肩になって背中も丸まってしまいます。ウェーブストレッチリングを使えば、横になるだけでしっかりとストレッチできます。
・床にウェーブリングを置き、仰向けに寝る
・手を頭の後ろで組み、胸を広げるように伸ばす
・軽く揺らすことで細かい筋肉までストレッチをかける
体を軽く揺らしながら、丸くなった背中を伸ばしていきます。巻き肩を解消し姿勢を良くするためにも、胸を広げてリラックスしてください。
▼肩こりセルフケア③
「上半身をしっかり伸ばす」
肩から背中にかけての全体を伸ばすイメージでストレッチをかけます。ウェーブストレッチリングを支点に伸ばし、左右に揺らして広範囲に効かせていきましょう。
・ウェーブリングを床に置き、その上に手を置く
・座った状態で腕を伸ばし、肩と背中を伸ばしていく
・しっかり伸ばしたポジションで軽く左右に揺らす
このストレッチは肩こりケアはもちろん、腰痛ケアにも有効です。しっかりと前に伸ばして、全体をまんべんなく伸ばしていきましょう。ただし、無理はしないように!
* * *
今や当たり前になってきたリモートワーク、長時間のスマホ使用により肩周辺の筋肉はがちがちに固まり、肩こりを引き起こす原因になります。ウェーブストレッチリングを使用することにより、効率よくストレッチをかけることができ、また他のアイテムにはない『揺らす』動作で細かい筋肉までアプローチが可能となります。日頃から肩こりにお悩みの方はぜひ一度お試しください。
<文/吉見明浩>
吉見明浩|元ラグビー選手。現在、パーソナルトレーナー都内スポーツクラブを中心に活動中。ダイエットやボディメイクを得意とする。You Tube「ヨシトレチャンネル」
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