戦う建機!? イスラエルの魔改造車輌「装甲ブルドーザーD9R」を製作【達人のプラモ術<D9R装甲ブルドーザー >】

■極小ナットを貼りつける!

鉄の爪リッパーを作動させる油圧シリンダーのディテール再現するため、極小のボルトを切り出して取り付けなければいけないのですが、これがまた大変。

ランナーにモールドされたボルトをデザインナイフで切り出し、シリンダーの基部に接着していくわけですが、ボルトは0.8ミリ程度のサイズしかないので、なかなか厳しい作業です(眼にキツイ…)。

切り出したボルトは、小さすぎてピンセットでも掴むのは無理。万が一飛ばしてしまったらまず見つかりません。そこでデザインナイフの先端で軽く突き刺して接着することをオススメします。

しかしこのボルト、油圧シリンダーと一体で成形できなかったのかなぁ…、なんてことは思っても口にしちゃいけません(笑)。

▲リッパーを作動させる油圧シリンダーは可動するので、内側のシャフトに接着剤がつかないように注意して組み立てる

▲組み立てた油圧シリンダーの基部に小型ボルトを取り付けると指示があるのだが…

▲ボルト(約0.8ミリ)はパーツのランナーにモールドされており、切り出す必要がある

▲ボルトはニッパーで切り出すと潰れてしまうので、新品の刃をつけたデザインナイフで切り出す

▲切り出したあともピンセットで掴むと飛んでしまう恐れがあるので、デザインナイフの刃先で軽く刺して接着するのがベスト

▲切り出した極小ボルトを7個貼った油圧シリンダー。確かにディテールの密度感がアップする

▲左がボルト(こちらは4個)を貼った状態。右はまだ貼っていないもの

▲組みあがったリッパーに、キラリと際立つ?油圧シリンダーのボルト

次回は防弾ガラスで囲まれたキャビン(運転席)を製作していきますお楽しみに!

 

>> [連載]達人のプラモ術

<製作・写真・文/長谷川迷人>

 

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