■陰影を意識したムラ塗装?
車体の塗装は「IDFグレー3(現用)」の単色なので、エアブラシを使います。ただし、ドーザーブレードの下側などは下地のオキサイトレッドを部分的に残すなど、ウエザリング塗装への布石として意識的に塗装ムラができるように塗装していきます。
また複雑な形状をしていることもあり、車体を組み上げると奥まった部分が塗りにくくなるので、車体下部、キャビン部分、左右の転輪ユニット、ドーザーブレード、履帯といった具合で、ブロックごとに塗装していきます。
■金属履帯がカッコ良し!
戦車だと無塗装の履帯が一般的ですが、D9Rでは車体色に塗装され、その後、瞬間接着剤で車体に組み付けます。ちなみに、前回苦労して組んだ金属製履帯ですが、車体に取り付けると上側が自重で自然と垂れた感じとなり、スプロケットホイールとかみ合う部分もプレートが組み合わさった履帯のごつい感じが出て、リアル感マシマシになりました。いゃあ! カッコいいじゃないか! と悦に入っております(笑)。