体幹を鍛えられるスラックレール!バランスを取って軸を養う

■遊び感覚で「軸」の感覚がアップ! スラックレールは楽しいぞ!

スラックレールを使ったトレーニングでは体の「軸」を意識できるようになり、スポーツはもちろん日常生活のパフォーマンスも上げることができます。つらさ、キツさをほとんど感じることなく、遊び感覚で楽しみながらトレーニングを行うことができます。

▲使用ツール「スラックレール」/床に置いて上に乗るだけで「体幹」「バランス」「集中力」を養うことができるアイテム。カラーも豊富で、価格もお手頃だ

 

▼まずは基本から!
「片足立ち」

スラックレールはカマボコ型になっているため、乗ると不安定さを感じます。まずは片足を乗せ、逆側の足は床に着けた状態にします。ゆっくりと床から足を浮かせて、スラックレール上で片足立ちを行います。

・スラックレールのフラットな面を下にして置く
・片足でスラックレールに乗る

・逆側の足を浮かせ、キープする
・片足に重心を乗せ、軸を意識する
・逆側も同様に行う

足裏のどこに重心が乗っているか、股関節でバランスを取る感覚や、上体もブレないように体幹部も意識して乗るようにしましょう。最初は短い時間でOKですが、慣れてきたら少しずつ乗る時間を伸ばします。

▼「両足立ち」

次は両方の足を前後に置いて、細いスラックレールの上に両足で乗ります。先ほどの片足立ちと違い、両足が使えるから安定しそうなものですが、そうはいきませんよ!

・スラックレールのフラットな面を下にして置く
・片足でスラックレール上に乗る

・安定したら逆足もスラックレール上に乗せる
・後ろ側の足をメインとしてバランスを取るように意識する
・軸がカラダの中心にあることを意識する

片足のときと同様に足裏の重心位置、股関節と体幹部のバランス感覚、そして軸の取り方を意識して行います。片足より両足の方が難しく感じる人も多いかと思いますが、乗る時間を少しずつ伸ばし安定させていきましょう。

「このスラックレール、簡単な器具なのになかなかやりますね!」(編集)

「そうでしょう。実はまだまだ面白いトレーニングがあるので、次回でもご紹介する予定なんですよ!」(吉見)

「それは面白いですね。その次はもっと短いカマボコに乗ったら、さらに鍛えられそうですね!」(編集)

「そんなわけないじゃないですか…(笑)。それに、食べ物に乗ったりしちゃダメでしょ!」(吉見)

▼シンプルな動きだけどなかなか難しい!
「しゃがむ」

両足立ちが安定してできるようになったら、次はそこからしゃがみ込みます。「えっ、それだけ?」という声が聞こえてきそうですが、これがまた、意外と難しいんですよ!

・スラックレールのフラットな面を下にして置く
・両足立ちして安定させる

・バランスを取りながらしゃがむ
・素早くスタートポジションに戻す
・この動作を繰り返す

両足立ちで安定したら、バランスを崩さないようにしゃがみ、素早く立ち上がります。これを繰り返し行うことでバランス感覚を養い、体幹トレーニングの効果をより上げることができます。1セット10回程度を2~3セット行ってください。

▼【応用編】裏返すだけで全然違う!
「スラックレール裏返し」

パッと見は先ほどと同じ片足立ちトレーニングですが、スラックレールを裏返しにするだけで、バランス感覚が変わります。「こんなに違うの?」と驚くとともに、新鮮な気分でトレーニングできるはずです。

・スラックレールのフラットな面を上にして置く
・片足でスラックレールに乗る

・逆側の足を浮かせてキープする
・片足に重心を乗せ、軸を意識する
・逆側も同様に行う

どうですか、感覚が違いますよね? 表置きと裏返し、どちらも行うことで、体幹強化やカラダの機能アップにも繋がります。表置きに慣れたら、両方を組み合わせて行うようにしてください。

スラックレールのトレーニングはいかがでしたか? 床に置いて乗るだけでも充分な効果があるスラックレール、ここまで簡単なトレーニングはなかなかありません。他にもさまざまな方法でのトレーニングが可能ですので、次回も引き続きご紹介していきましょう。

>> 連載「MONO TRAINING<モノトレ>」

<文/吉見明浩>

吉見明浩|元ラグビー選手。現在、パーソナルトレーナー都内スポーツクラブを中心に活動中。ダイエットやボディメイクを得意とする。You Tube「ヨシトレチャンネル」

 

 

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