■ワームは動かしちゃダメなんです
地域やシチュエーションにもよりますが、アジは基本的に漂うプランクトンを捕食しています。なので、ジグヘッドを派手に動かすのはむしろNG。
ジグヘッドが同じレンジを水平にふわふわ漂うよう、ロッドをゆっくりと持ち上げて、ルアーが手前に来てできたラインのたるみをリールで巻き取る、という動作の繰り返しで十分なんです。
回遊魚のアジは天候などによって泳ぐ深さ(レンジ)が異なります。その日のレンジを把握するために、まずは投げたら5秒間カウントダウン(沈める)してから漂わせ、その次は10秒、15秒と、5秒ずつ深く探っていきます。
ラインが水面に引き込まれなくなったらボトム(水底)についたサインなので、その釣り場の水深がわかるというわけです。
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「0.2号のエステルラインで1.0gのジグ単をやり込む」そんな教えを実践すべく、村端さんと東京湾の某所にやってきた取材班。
「今日は風が強いので、足元にたまったプランクトンを食べに集まっているかも」というアドバイスで、岸近くを探っていると「コツンッ」という、小さいけれども明確なアタリが。夢中でリールを巻くと小さなアジが釣れてしまいました!
ジグヘッドの様子を想像し、全神経を集中してアジの反応を探る。なるほど、これがジグ単の面白さなんですね。思いっきりハマりそうです!
>> リチャーズ
<写真・文/杉山元洋>
杉山元洋|自転車やSuperCubなどの二輪車と大衆酒場を愛する、下町育ちの編集者兼ライター。男性情報誌、ビジネス、生活情報、グルメなど、幅広い分野の雑誌・ウェブ記事制作に携わる。Instagramアカウント:xcub_redbear
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