むむむっ…主翼を仮組みしたら盛大な隙間と段差が…【達人のプラモ術<サボイア マルケッティ S.55>】

【達人のプラモ術】
DORA WINGS(ドラウイングス)
1/72 サボイア マルケッティ S.55 大西洋横断記録機
02/04

1920年代に実在したイタリアの双胴飛行艇「サボイア マルケッティ S.55」製作も2回目に突入。今回はコクピットと主翼の製作を進めていきます。そして飛行艇といえば触れないわけにはいかない、古き良き飛行艇時代の華ともいえるシュナイダー・トロフィーについても解説します。[全4回の2回目/3回目はこちら

長谷川迷人|東京都出身。モーターサイクル専門誌や一般趣味雑誌、模型誌の編集者を経て、模型製作のプロフェッショナルへ。プラモデル製作講座の講師を務めるほか、雑誌やメディア向けの作例製作や原稿執筆を手がける。趣味はバイクとプラモデル作りという根っからの模型人。YouTubeでは「プラモ作りは見てナンボです!「@Modelart_MOVIE」も配信中。

 

■コクピットの製作とちょっと大変な主翼の製作

S.55は双胴形式の特徴的なスタイルの飛行艇ということもあって、ふたつの艇体が大きく厚い主翼と組み合わされています。操縦席はこの主翼内部に組み込まれているんですね。

操縦席は並列複座となっており、操縦桿でなく大きな舵輪で操縦するようになっています。キットはエッチングパーツを組み込むことで、特徴的な操縦席を再現しています。しかし2mm×3mmのパーツにエッチングのスロットルレバーを6個接着して操縦席に組み込めという指示には苦労させられました。しかも完成後はほとんど目立たない…(泣)。

▲2mm×3mmのパーツにエッチングのスロットルレバーを6個取り付けろと…いや無理

【次ページ】マイナーなだけに資料が少ない…

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