スケールエフェクトを考えて調色した赤で機体を塗装!【達人のプラモ術<サボイア マルケッティ S.55>】

■機体の組み立て

主翼と艇体、胴体、尾翼を組み合わせて飛行機のカタチに組み上げていきます。ブーム状の胴体なので、尾翼を主翼に対して正しい位置に固定するのにかなり苦労させられます。また接合部に金属線を埋め込んで補強しているとはいえ、特に尾翼まわりには強度がほとんどありません。実際、不注意から、組み立て中に尾翼が2回バラバラになりました(泣)。しかしここキレると完成しないので、頑張って組み上げていきます、エンジンは時間切れで塗装ができませんでした。

このあとエンジンの取り付けと尾翼とブーム、主翼には貼り線を取り付けていけば完成となります(貼り線に関しては次回詳しく解説)。

▲組み上げた胴体ブームと尾翼部部分

▲垂直尾翼は、補強用のステーがエッチングパーツで再現されているので瞬間接着剤で固定するのだが、位置決めのガイドもないので取り付けが難しい

▲組み上げた胴体ブームと尾翼を主翼に取り付ける

▲接着は2カ所の点付け。取り付け後の強度がほとんどないので、ここでもブーム側に金属線を埋め込み、しっかりと主翼と結合できるように手を入れている

▲組み上がった機体

▲苦労はさせられるがS.55の特異なスタイルがよく再現されている。調色した赤も良い雰囲気になったと思う

▲機体はあちこち補強はしているものの、ともかく壊れやすいので取り扱いには気を使う必要がある

*  *  *

というところで今回はここまで! 次回はS.55製作のキモ、機体各部に張り巡らされた張り線を製作、完成を目指します。お楽しみに!

>> [連載]達人のプラモ術

<製作・写真・文/長谷川迷人>

 

【関連記事】

◆科学×プラモ=男のロマン!? バンダイ「1/48 しんかい6500」をジオラマ化!【達人のプラモ術<しんかい6500>】
◆映画にもなった宇宙船「アポロ13号」の破損状態を製作!【達人のプラモ術<アポロ13号>】
◆なんと1957年製!古き良きアメリカのプラモデルを作る【達人のプラモ術<パイパー・トライペーサー>】

トップページヘ

この記事のタイトルとURLをコピーする