■対決ポーズを考える
組み立てが完了したトリケラトプスを前回製作したティラノサウルスと組み合わせて、対決シーン再現のためのポーズを考えます。
ティラノサウルスのキットは獲物に飛び掛からんとする跳躍ポーズを再現しているため、後脚がぐっと折り曲げられているのですが、トリケラトプスと対峙して咆哮しているポーズに変更しています。
工作は後脚の膝関節部分を一度切り離し、金属線を埋めこんで脚を伸ばし、体を起こしたポーズに変更。また頭部の付け根部も金属線を使い、首を横に曲げています。
トリケラトプスはほぼキットのポーズのままですが、首が可動できるので、ティラノサウルスの下に潜り込んで大きな角で突き上げようとしているポーズを取らせることにしました。
■白亜紀の対決を再現!
ポーズを変更したティラノサウルスとトリケラトプスを組み合わせてみると、まだ塗装前ですが、ヘビー級恐竜同士の迫力ある対決シーンを再現できました。
これにそれぞれのキットに付属しているベースを組み合わせることでよりリアルな対決シーンジオラマを製作していきます。
■タミヤの恐竜プラモにも注目
前回オーロラの恐竜プラモを紹介しましたが、現在入手しやすさという点ではタミヤの1/35恐竜世界シリーズのプラモがオススメです。こちらは骨格模型ではなく、学説から検証、復元されたリアルな恐竜の姿を再現しています。
ティラノサウスとトリケラトプスをはじめ、ブレキオサウルス、パラサウルロロフス(舌噛みそう)、カスモサウルスがリアルな情景モデルでラインアップ。ベロキラプトル(6体セット)もモデル化されています。
■机の上が白亜紀になりましたww
完成したティラノサウスとトリケラトプスの骨格モデル。このままでも充分リアルですが、さらに約1億4500万年前から6600万年前の白亜紀から蘇った化石らしさを塗装で表現、さらにリアルな展示ベースの製作塗装を進めています!
■今週のオマケ
個人的にお気に入りの翼竜ケツァルコアトルスの化石。翼を広げると10メートル以上。なんかバランスがおかしい巨大な頭のサイズと、人間をひと飲みできそうな嘴、いや君は絶滅してくれてよかったよマジで。
>> [連載]達人のプラモ術
<製作・写真・文/長谷川迷人>
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