【格安スマホの超基本②】 通話?それともデータ?「格安SIM」の選び方

格安SIMの月額料金は、使える高速通信のデータ量で決まります。音声通話対応SIMの場合、月額料金の相場は月1GB通信できるプランで1300~1400円、3GBで1600~1800円程度、5GBで2000~2300円程度、7GBで2800~2900円程度、使い放題で3000~3300円程度となっており、頻繁に価格競争が起きています。

 

DMM mobileのサイトより、音声通話対応プランごとの月額基本料

 

ソフトバンクのwebサイトに記載された情報を参考にすると、1分あたり4MBを消費するストリーミング動画を9時間視聴すると、約2GBが消費されます。節約を重視するのか、大容量の通信を行うのか、使用スタイルに合ったプラン選択が重要です。

もし定められた通信量をオーバーすると、通信速度が低速化します。この状態では、ストリーミング動画を視聴したり、SNSでシェアされた画像を表示しづらくなります。なお、多くの格安SIMでは、追加で通信量をチャージできますが、毎月の基本料と比べると割高になるので気を付けましょう。

 

IIJmioのサイトより。低速時でも快適に使える「初速バースト」の仕組みや、通信量をチャージできるオプションについて記載されている

 

ちなみに、ここでいう高速通信とは、約3Mbps(※Mbpsは通信速度の単位)以上の速度で利用できる通信のこと(LTE・3G)。一方、低速通信は、500kbps(※kbpsは通信速度の単位で、1Mbps=1000kbps)を下回ることが一般的です。

 

余った通信量は、翌月に繰り越せる前提で選ぶべし!

格安SIMでは、使い切れなかった通信量を基本的に翌月に繰り越せます。例として、月5GBのプランを利用していて、月末までに3GBしか使えなかった場合を考えてみましょう。通信量が繰り越せる場合には、翌月に余った2GB分が上乗せされ、計7GBが利用可能。無駄なく通信量を利用できてお得です。

 

画像はIIJmioの公式サイトより。繰り越しが可能かどうかは必ずチェックしよう

IIJmioのサイトより

 

昨年まではサービスによって対応・非対応の差がかなりありましたが、最近ではほとんどの格安SIMが、このような繰り越しに対応しました。新しく出てきた格安SIMや、マイナーなサービスの契約を検討する場合は、チェックしてみてください。

 

「通話定額」が最近のトレンド

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