■下地がイエロー塗装のポイント!
キットの成型色は赤。これを黄色に塗り替えるのですが、ここで大事なのが下地色になります。模型用塗料の黄色は隠蔽力(下地を覆い隠す力)が弱く、例えば下地が黒の上に塗装しても黄色はキレイに発色しません、暗く濁った色になってしまいます。赤の上に塗装した場合も同様で、下地の影響を受けて赤みの強い黄色になってしまうんですね。また下地に色ムラがあると、黄色を何度塗り重ねても、色ムラとなって出てきてしまうので要注意です。
そこで下地色として一度白を塗装します。そして黄色を重ねることで本来の色として発色してくれます。ちなみに赤であれば下地はピンクを塗装すると鮮やかな赤を得られます。シルバーは下地にグロスブラック、メタリックレッドならば下地に金色を塗装すると、よりメタリック感が強調できますよ。
今回外装パーツに塗装したイエローは、タミヤラッカー塗料PS-19キャメルイエローをベースにイエローとホワイトで自作調合したカラー(ややオレンジ味があるイエロー)です。
■クローム再現にオススメの塗料
ハンターカブの実車は、クロームメッキされた部分がほとんどないバイクということもあって、キットにはメッキパーツがありません。とはいうもののヘッドライトの内側やウインカー内側など、鏡面で仕上げたい部分があります。
そこで今回は、筆塗りでも鏡面を再現できるメッキ調塗料を使用してみました。LEDヘッドライトはガラス部分が平滑で内部が良く見えることもあって、メッキ調に仕上がるクロームペイントはオススメです。