美しい光沢仕上げを目指して流麗なボディを研ぎ出し【達人のプラモ術<ジャガーEタイプ>】

■エンジンの製作と塗装

ボディの中研ぎ作業を進めつつ、エンジンの製作を進めてきます。キットは3.8リットル直列6気筒自然吸気エンジンを少ないパーツでよく再現しているので、指定に沿って塗装を進めます。残念ながらプラグコードが省力されているので、次回車体にエンジンを組み付ける際に追加していく予定です。

作業を進めていくと、エンジンルームの隔壁やフレームなどがボディカラーで塗られていることが発覚したので、改めてメタリックグレーン×クリアーグリーンで塗装(インストをちゃんと読み込んでおけばボディの塗装の際に一緒に塗れたんですよ…反省)しておきます。

今回のようなキャンディメタリック塗装では同色であってもパーツ塗装を個別に行うと、微妙に色味が変わってしまうことがあるので、可能な限り同じタイミングで塗装することが望ましいですね。

▲キットのメッキパーツは質感がイマイチなので、メッキを落としてリペイントすることにした。メッキパーツは家庭用漂白剤(キッチンハイター等)に漬けこむと簡単に剥離できる

▲ランナーから切り出したエンジン、デフ、エキゾースト関係のパーツ。赤いカムカバーはメッキを落としたため

▲塗装を施したエンジン本体

▲カムカバーのバンクに収まるプラグコードが少量されているのが残念

▲インストの指定どおりに塗装したエンジン、デフとブレーキ、エキゾーストにリアサスペンションといったパーツ

▲完成後はほとんど見えない部分だが丁重に塗り分けておきたい

▲エンジンルーム内の隔壁などはボディカラーだったので、改めてメタリックグリーンで塗装。ここからボディと同様にクリアーグリーンを重ねていく

▲車体下側もセミグロスブラックでシャシー部分を塗り分ける

 

■今回のまとめ

ジャガーEタイプのボディは曲線で構成された美しいスタイル。それをさらに引き立てるのがキャンディ塗装です。曲面で美しくメタリック感が強調される塗装です。

そしてさらにクリアーを塗り重ねて鏡面仕上げとすることで、高級感が映える仕上がりを得られます。カーモデルやガンプラなどでも人気が高い塗装でもあります。ぜひチャレンジしてみてください。

次回はエンジン、そしてインテリの製作を進めつつ、さらにボディを美しく仕上げていきます。お楽しみに!

>> [連載]達人のプラモ術

<製作・写真・文/長谷川迷人>

 

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