【格安スマホの超基本④】見落としてはいけない格安SIMの6つの注意点

まずは格安SIMを契約する前の注意点について。

大手キャリアの通信プランを解約して、格安SIMに乗り換える場合には、解約金が発生することがあります。

通常、大手キャリアで契約する際には、月額料金を安くするために「2年縛り」のプランを選択するのが一般的です。契約から2年間が経過する前に解約すると、違約金として9500円(税別)が掛かります。

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NTTドコモのFAQページより。定期契約ありプランでは解約金がかかることも

 

また、違約金が掛からないのは、契約してから2年が経過したあとの翌月、翌々月(25か月目/26か月目)の更新期間のみ。この2か月間を過ぎて解約した場合にも、違約金が発生します。

さらに、端末代金の支払いが完了していない場合には、残額を支払う必要があります。「月々サポート」のような端末代金への補助は適応されません。

つまり、格安SIMへの乗り換えはタイミングが重要。更新月までの残りの期間と、端末代金の残額をチェックしておく必要があります。

例えば「端末代金の支払い残額が残っていて、更新月まであと2~3か月」という場合には、解約金がなくなるまで待つのがおすすめです。一方、「端末代金の支払残額がなく、更新月まで1年待たなければいけない」という場合には、解約金を支払うことになっても、早めに格安SIMに乗り換えた方がお得になることがあります。

 


2)ワンコインSIMは選んではいけない!?

続いて、通信プランを契約するまでの注意点について。

格安SIMの通信プランは、使用できる通信量が少ないほど、月額料金が安くなります。中には月額500円程度で運用できることを謳う激安プランもあり、キャッチフレーズだけ見ると非常に魅力的です。

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DMM mobileの例。ライトユーザー向けの低用量プランから、ヘビーユーザー向けの大容量プランまでを幅広く提供している

 

しかし、高速通信容量が付いていないSIMカードでは、Wi-Fi接続下でないと、常に低速です。写真の多いウェブサイトを開いたり、ストリーミング動画の視聴はできません。

また、高速通信量が使えるプランでも、「月1GBまで」など、容量が少ない場合には注意が必要です。外出先でアプリをインストールすれば、一気に通信量を消費してしまい、すぐに速度制限を掛けられてしまいます。

こうしたプランは、一般的なスマホの使い方を想定する場合、適しているとは言えません。節約しつつも、快適に利用するためには、自分の利用スタイルに適した通信量をしっかりと確保することが重要です。

 


3)スマホで使うならSMS機能は必須

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