胴体接着後に気づいた窓の付け忘れ!ちょっとピンチ!【達人のプラモ術<SH-60B シーホーク>】

■機内とクリアーパーツのマスキングがキモ!

ヘリの特徴として、一般的な飛行機プラモと比べて、胴体を組み立てた後の開口部が多い…、つまりコクピットや胴体キャビンなど開口部分が大きく多いという特徴があります。

戦闘機ならばマスキングも大抵は簡単なのですが、ヘリの場合はコクピットもカーモデルのように大きなキャノピー、さらには胴体のキャビンにも大型の観測窓があり、そこにもクリアーパーツを組み込まなくちゃいけません。

当然ながら、機体の塗装の前にコクピット内部やキャビン内部、さらにキャノピー他クリアーパーツをマスキングしておく必要があるのですが、これが意外に大変。しかしマスキングを疎かにすると機体内部の塗料のミストが入り込んで後で泣くことになります。これがヘリプラモは難易度が高いと言われる理由のひとつだと思います。

▲コクピット、胴体内キャビンと言った開口部をしっかりとマスキング

▲内部にはミストが入り込まないようにカットしたキムワイプ(カットしても細かい繊維が出ないウエス)を詰め込んでからマスキングテープで開口部を塞いでいる

▲破いたりしても細かな繊維が生じないので、筆の塗料拭き取りなどに使用しているキムワイプ。今回はマスク材として使用。模型店やホームセンターで購入できる

▲キットにはキャノピー専用のカット済みマスキング材が付属しているのがありがたい

▲マスキング後、サーフェイサーで下地塗装をした状態

 

■問題発生! ちょっとピンチ

キットのクリアーパーツは胴体を組んだ後に取り付けられる仕様になっているんですが(これ、ヘリプラモでは大変にありがたい仕様なんですよ)、この製品は胴体キャビンの窓のみが胴体にコクピットを組み込む前に内側から接着しておく仕様になっていたんですねぇ。左側はスライドドアが別パーツになっているので問題ないのですが、右側は…、いや付け忘れちゃいましたウインドウパーツ。

説明書に先に取り付けるとか指示されてないじゃん! とか言い訳してもあとの祭り。胴体はガッチリと接着されております。

ムムムこりゃ困ったなぁと思いつつ、現実逃避…ではなくて機体の塗装後に開口部の広い左側から、なんとか取り付けられるだろうと考えて作業を先に進めます。

▲機体右側、胴体キャビンの窓部分にはクリアーパーツの窓のみ胴体の接着前に内側から接着しておかなくてはいけなかったのを忘れて、どう対処するか現在悩み中

▲キャビンドア窓のクリアパーツ以外は外付け仕様なので問題なし。ただし胴体との嵌合性はあまり良くないので擦り合わせが必要だ

 

【次ページ】マスキングは完璧にしておかないといけない

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