■ロービジ塗装はメリハリをつけるのがポイント
機体の基本塗装は、サーフェイサーの下地塗装→黒によるパネルラインへのシェード塗装ののち、下面を「Mr.カラー 338(米海軍FS36495)」、上面を「Mr.カラー 307(米軍FS36320)」のツートーンでエアブラシを使い塗り分けています。
この2色はあまり明度差がないため、一見すると単色に見えてしまうので、上面の307番にわずかに黒を加えて暗めに調色することで2色迷彩であることを強調しています。さらにグレー塗装の乾燥後に排気口周りをつや消しの黒で塗装します。
■赤はデカールに色を合わせて調色
胴体ブームと水平尾翼のマーキングはデカールで再現されていますが、水平尾翼などはデカールの赤と色を合わせた赤で塗装する必要があるので、タミヤラッカー塗料のピュアレッドをベースに明度を調整(下地を白ではなくグレーの「Mr.カラー307」とすることで赤の彩度を落としている)。デカールと色を合わせて塗装しています。
■デカール貼りは楽しい!
キットのデカールはカルトグラフ(イタリアのデカール専門メーカー)製ということもあり、赤塗装の上から白いデカールを貼っても下地が透けることがありません。マークセッター(デカール軟化剤)を併用することで機体のディテールにもよく馴染みます。それにしても機体に色が入る(派手なマーキングを貼る)と楽しいですね。
とは言いながら、グレーのコーションマーク(機体各部の注意書き)には参りました。塗装と同色のグレーなので貼っても溶け込んでしまい見えなくなってしまうんですね。コーションマークもロービジ塗装ということで実機では見えるのでしょうが、1/48ともなると、ほとんど見えなってしまします。
なので目立つ部分以外は貼っていません。デカール乾燥後につや消しクリアーでオーバーコート塗装、塗装とデカールの艶を整え、さらにリアルタッチマーカーのグレーでパネルラインにスミ入れとウエザリングを施しています。