■ローターは折りたためるのだけれど…
へりといったら大型の回転翼が特徴なワケでありますが、SH-60はメインローターが4枚ということもあって、そのまま組んでしまうともかく縦横に場所を取ってしまうのですよ(2枚ローターだと良かったんですけどねー。作品の収納スペースはモデラー共通の悩み)。
前回紹介したように、キットのローターブレードは折りたためるようになっていますが、実は実機のようにはたためないことが分かりました。
以前製作した1/35のSH-60を見てもらうと分かるのですが、実機のローターブレードは機体後部に重なるように折りたたまれるのです。
本キットのブレードはヒンジの関係でそこまで曲がらない…。実機と違うのは悩ましいところではありますが、完成後の収納等を考えて、あえてキットの折りたたみのギミックは残しました。展示の際は展開した状態となります。
■ところで付け忘れた窓パーツはどうなった?
えーっとですね、胴体の組む際に、事前に内側から取り付けておかなくてはいけなかったキャビン左側のクリアパーツですが、いろいろやってみたんですが、キャビン内部のパーツが干渉してしまい、後付けは困難でした。そこでクリアパーツを削って外からはめ込むしかない! とやってみたらパーツと窓の形状が合わないという事実が発覚。ムムムのム!
これは困ったということになり、透明プラ板から自作するしかないとなったんですが、ぶっちゃけ作業が間に合いませんでした。なので作例は窓無しのままです。ごめんなさい。
後日、窓の自作が完成したら改めてご報告します。
■何はともあれSH-60Bシーホーク
組み上げたメインローターとテールローターを機体に取り付けて、SH-60Bシーホーク HSL-51ウォーローズ仕様の完成です(暫定)。
個人的意見ではありますが、ヘリのプラモって完成すると思っていた以上に存在感があるんですね。だから飛行機以上にハマるんだと思います。
以前にも書きましたが、現状ヘリのスケールキットは海外メーカー製がほとんどなので、その点でもライトモデラーはか手を出しにくいかもしれません。でも作ってみると実に面白いし作り応えもあるので、ぜひ一度チャレンジしてみて欲しいと思います(製作の際には窓の取り付けを忘れずに…)。
>> [連載]達人のプラモ術
<製作・写真・文/長谷川迷人>
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