■サンダーバードプラモの思い出
サンダーバードメカの中でも1、2の人気を誇るといえば、TB-2号に搭載されているレスキューメカのジエットモグラですね。
劇中、大型のドリルで地中を掘り進むジェットモグラの姿は、当時の子供の心をわし掴みにしました。まぁ現実的には、ドリルが地面にささった瞬間に胴体の方が回転しちゃうので、潜ることはできないんですけどね。
また劇中でジェットモグラが地上に戻ってくるシーンでは、フィルムを逆回ししているので、土煙や岩くずが下から上に上がるといった不自然な動きをするのですが、それでも子供の目にはカッコ良かったことに変わりありません。サンダーバード世代にとってドリルメカは永遠の憧れでした。
当然ながら、当時イマイからもジェットモグラの大小多くのプラモデルが発売されていました。上位モデルはモーターでドリルが回転、移動用タンクを履帯で走行させられました。そして当時イマイのジェットモグラのプラモを完成させた子供の多くは、公園の砂場に持っていって、地面に潜らせようとして、潜らない上にギヤが砂を噛んで壊れるという現実の厳しさを突きつけられたのであります。それでもジェットモグラの人気は断トツでした。
現在アオシマから発売されているキットはアオシマの新金型モデルで、電動でドリルの回転、胴体両サイドの履帯の可動、移動用タンク部分は履帯で走行、警告灯の発光など、忠実にギミックが再現されています。そしてインストに、砂場で遊んではいけませんと注意書きが入れられています(笑)。
というわけで今回はTB-3号の格納庫が完成。さらにLEDを組み込んでみました。次回第4回では発光ギミックを活かしてTB-3号の発進シーンを再現します。!Coming Soon!
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<製作・写真・文/長谷川迷人>
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