迫力の噴射炎を再現して、サンダーバード3号リフトオフ!【達人のプラモ術<サンダーバード3号&発射基地>】

■リフトオフ!的な発進シーンを作る

今さら言うまでもなくTB-3号は宇宙用ロケットなので、格納庫の発射台からドドドッと飛び立っていきます(これがまたカッコ良いんですヨ)。そこで作例は、TB-3号が発射台からリフトオフ(打ち上げ)したシーンを再現してみました。

TB-3号のロケットエンジンは3枚の翼の先端に取り付けられており、そこにLEDを組み込んでいるので、本体下部の乗降用ハッチ部分に直径5ミリの透明プラパイプを貫通させてベースに接着。機体を支えるようにしています。パイプはプラ棒より剛性があるので機体が揺れずに済みます。機体は発射台から10センチほど上昇した状態で固定しています。

または白煙を再現するための綿を支えるために、3基のエンジン部分が収まる部分にも2ミリの透明プラ棒を取り付けておきます。

▲打ち上げシーンを再現するために、TB-3号の後端に穴を開けて直径5ミリの透明プラパイプ(機体の固定用)を差し込む

▲打ち上げ台のエンジン台には、噴射炎再現用の綿を支える2ミリの透明プラ棒を取り付けておく

▲機体固定用のプラパイプをベースに接着、TB-3号を固定した状態

 

■ロケットエンジンンの噴射炎を再現

LED付きリチウム電池のミライトは当初エンジン内部にすっぽりと収めていました。これでもかなりの光量があったのですが、TB-3号の発進シーンを動画でチェックしたら、ロケットエンジンの噴射口からかなりの噴射炎が出ているんですよ。これは再現しないとアカン! ということで、LEDの発光部分に鉛筆のキャップよろしく、赤いカバーを被せて噴射炎としてみました。ミライトは釣りの浮きとして使用するため、軟質樹脂性のカバーが付属しているので、それを使用しています。カバー付けた状態で発光させると、バッチリ良い感じになりました。

▲ロケットエンジンの噴射炎を再現するため、ミライトのLED部分に付属している軟質樹脂のカバーを接着

 

■煙といったら綿でしょう!

ジオラマで煙の再現には綿を使うのが一般的で、今どき綿ですかぁ?なんてことも言われるアナログ素材ですが、形のつけやすさや扱いやすさ、さらにコスパも良くて、煙の再現は今のところ綿に勝る素材はないかなと思います。

綿は適当なサイズにちぎって使用するのですが、単体では自立してくれないので、機体を固定している透明プラパイプと、ロケットエンジンの噴射口に取り付けたプラ棒を隠すように巻きつけて樹脂ボンドで固定します。

劇中の発射シーンでは思いのほか白煙が目立たないというか、あっと言う間に上昇してしまうので(発進シーンであまり煙を出すと3号自体が見えなくなってしまうからではないかと)、作例では白煙を多めに、なんたってロケットの打ち上げなので出血大サービスで白煙を盛っております。

▲使用したのは100均ショップで購入した手芸用の綿。柔らかい繊維でちぎっても形がつけやすい

▲今回は白色のまま使用したが模型用塗料で着色も可能

▲適当なサイズにちぎった綿をベースに取り付けたプラ棒が見えなくなるように巻きつけながら、いかにも噴射煙に見えるように広げていく

▲広げながら「ボンド Gクリヤー」で接着固定

▲綿を使った噴射煙を接着したあと、TB-3号を取り付けてみてみた状態。この時点で煙(綿)の形状が不自然にならないように調整する

 

【次ページ】LEDを点灯させたらいい感じに迫力が出た!

この記事のタイトルとURLをコピーする