『紅の豚』“アジトのポルコ”のヴィネットを筆塗りで製作!【達人のプラモ術<アジトのポルコ>】

■いざ製作!

見た目も斬新なブックスタイルの箱がいい感じなんですよ。箱を開けると、4枚のランナーに配されたパーツが目に飛び込んでくるんですが、思いのほかパーツが少ない印象です(パーツ数33個+デカール)。

ちなみに今回のキットはノンスケールモデルなのですが、組み上げるとビーチチェアから足を投げ出したポルコのサイズが10センチ程と、ちょうどいいお手ごろサイズのヴィネット(情景モデル)になります。

パーツは4色で成形されており、また塗装だと難しいポルコの顔やサングラス、ビーチチェアのストライプなどはデカールで再現されているので、塗装をせずともそれなりに雰囲気のある仕上がりを得られます。なのでモデラーじゃないから塗装は苦手、はたまたジブリ好き、紅の豚好きといったユーザーにもオススメできるキットになっています。

▲パーツ数はポルコを含めて33点。パーツ分割も塗装しやすさを考慮しており、極力マスキングをしなくて済むようによく考えられている。またデカールを活用することで塗装をせずに組みあげても劇中のイメージは損なわれない

▲ポルコの顔も別パーツ化されているので塗装も楽

▲ゴーグル、サングラス、さらに鼻やヒゲは付属のデカールで再現できる

▲ポルコ本体も塗装しやすく分割され、色プラで別パーツ化された顔や飛行帽にブーツ、そして胴体部も、パーティングライン(接着面)が目立たない分割となっている

▲塗装をせず仮組みした状態(デカールは貼っていない)でも、それなりに雰囲気のあるヴィネットを楽しめる

▲パーツを見ると、テーブルやビーチチェア、そしてポルコ自体にもパースがつけられており、劇中のシーンを模型的に破綻なく再現している

▲ポルコのフィギュアも単体で見ると上半身から頭にかけて絞り込まれ、投げ出した足のブーツが大きいといったディフォルメがなされているのが分かる

 

【次ページ】模型用塗料ではなくアクリルガッシュを使って塗っていく

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