24年ぶりに再版!タミヤ「1/20 ポルシェ935マルティーニ」でカーモデル製作のノウハウを紹介【達人のプラモ術<ポルシェ935マルティーニ>】

【達人のプラモ術】
タミヤ
グランプリコレクション
1/20 ポルシェ935マルティーニ
01/05

この6月にタミヤから1/20ポルシェ935マルティーニが発売(再販)となりました。初回発売は1977年!ですから実に46年前のキットということになります。しかし今の目で見ても古さを感じさせないのが流石タミヤといったところです。今回はこの往年の名キットを製作しながら、カーモデル製作のノウハウを分かりやすく紹介していこうと思います。(全5回の1回目)

▲タミヤ「1/20 グランプリコレクションNo.70 ポルシェ935 マルティーニ」(5280円)2023年6月発売

長谷川迷人|東京都出身。モーターサイクル専門誌や一般趣味雑誌、模型誌の編集者を経て、模型製作のプロフェッショナルへ。プラモデル製作講座の講師を務めるほか、雑誌やメディア向けの作例製作や原稿執筆を手がける。趣味はバイクとプラモデル作りという根っからの模型人。YouTube
モデルアート公式チャンネル」
でもレビューを配信中。

 

■ポルシェ935マルティーニとは

1976年に始まった、グループ5レーシングカーによって争われた世界選手権レース。その制覇のために開発されたグループ5マシンがポルシェ935マルティーニです。市販車の930ターボをベースに、ボディからメカニズムまで大改造を施した高性能レーシングカーで、レギュレーションで外観を残すことが規定されていたことから「シルエット・フォーミュラ」と呼ばれました。

リヤエンドに搭載される2857ccの空冷水平対向6気筒ターボエンジンは、KKK製ターボチャージャーが装備され590馬力を発揮。軽量化されたボディは前後のオーバーフェンダーや空力的に有利なフラットノーズ、さらに車体後方に大きくオーバーハングしたリヤウイングを採用しています。76年のレースでは全7戦中4勝をあげてポルシェにチャンピオンタイトルの栄冠をもたらしたマシンです。

 

【次ページ】まずはボディ製作から

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