■ビネットベースを製作
ジープとサーフボードが無事完成。このままでも雰囲気はアリなのだが、ちょっと物足りない。やはりベースが欲しくなりますよね。模型店でも展示用の木製ベースは販売していますが、種類が限られているのと、価格もそれなりに高価だったりします。
今回使用したオーバル型の展示ベースは、実は100円ショップ(ダイソー)で販売している木製トレーを裏返して使用したものです。100円ショップには木製のまな板やお盆(パイン材が多い)など、ちょっと手を加えるだけで模型の展示ベースに使えるものが揃っていて、コスパが良い。使わない手はありません。
表面は鉄道模型のジオラマで使われるカラーのグリーンとブラウンのパウダーを木工用ボンドで定着させただけ。ベースの縁部分は木工で使われている水性ステイン(着色剤)のウォルナット色を塗って磨いて仕上げています。
これに完成したジープウィリスMBサーファー仕様を載せれば、立派なビネットになります。欲を言えばフィギュアが欲しいですけどね。
▼作例ギャラリー
■工夫とアイデアで魅せる模型
今回は軍用ソフトスキンの代表ともいえるジープウィリスMBの塗装を変えて、さらにサーフボードを積むことで、60年代サーファー御用達のクルマに。ミリタリーモデルでも型にはまらない見せ方があるという事を教えてくれました、そして工夫ひとつで木製のトレーがディスプレイベースになる。こうした自由な発想がプラモデルを何倍も楽しくしてくれるんですね。
実のところ今回アトリエで製作中に「こんなプラモデルがあるんですか?」と興味津々で声をかけてくるが多かった作品でした。と言うわけで1/24ジープウィリスMB・サーファー仕様の完成です! さて次回は何を作りましょうか?
>> [連載]達人のプラモ術
<製作・写真・文/長谷川迷人>
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