カーナビから防犯カメラまで!使わなくなったiPhoneの意外な活用術5選

 

SIMカードを抜いた状態のiPhoneは、iOSのアップデートが行えません。SIMカードを抜く前に最新版のiOSにアップデートしておくか、思い切って端末内のデータを空にするために初期化しておきましょう。

また、SIMカードが入っていなくても電波を探してしまうので、バッテリーの消費が激しくなります。


「設定」アプリもしくはコントロールセンターで「機内モード」をオンにしておきましょう。機内モードがオンの状態でも、Wi-Fiへの接続は可能です。

 


1.音楽プレーヤーとして使う

普段使っているiPhoneのストレージ容量の空きを少しでも増やしたいなら、旧iPhoneを音楽専用端末にするのもアリです。


端末内にデータをダウンロードしておけば、通信を行うことなく音楽が楽しめます。

Wi-Fiに接続できる環境であれば、「radiko.jp」や「TuneIn Radio」などのラジオアプリも使えます。Bluetoothスピーカーに接続すれば、据え置き型の音楽プレーヤーとしても役立ちます。

「radiko.jp」>> https://itunes.apple.com/jp/app/radiko.jp/id370515585?mt=8

「TuneIn Radio」>> https://itunes.apple.com/jp/app/tunein-radio/id418987775?mt=8

 


2.iPhoneの着信を受けるための子機として使う

iPhoneには「iPhone Cellular Calls」という機能があります。これは、親機のiPhoneに着信があった場合に、同じWi-Fiネットワークに接続している子機(iPhone、iPad、Mac)でも着信を受けられる機能です。その際、親機と子機は同じiCloudアカウントにログインしていることも必要です。


利用するには、親機となるiPhoneで事前の設定が必要。「設定」→「電話」→「ほかのデバイスでの通話」で、「ほかのデバイスでの通話を許可」をオンにし、使用する端末を選択するだけです。


これで、親機に着信があると、子機で応答できます。「iPhone経由で着信」と表示されるので、あとは普段の電話と同じように応答すればOK。台所や寝室など、“普段iPhoneを持ち込まないけれどよくいる場所” に置いておくと便利です。

また、「Skype」や「050 plus」などのWi-Fi経由で通話ができるIP電話アプリを使うこともできます。ただし、050 plusではプラン契約時に電話番号の登録も必要になるので、新しいiPhoneで使っている電話番号を利用しましょう。

「Skype for iPhone」>> https://itunes.apple.com/jp/app/skype-for-iphone/id304878510?mt=8

「050 plus」>> https://itunes.apple.com/jp/app/050-plus-apuri-jian-wu-liao/id432067123?mt=8

 


3.カーナビやドライブレコーダーにする

「MapFan+」など、地図をダウンロードするタイプのアプリを使えば、通信環境がない場合もカーナビとしてiPhoneを利用できます。


ただし、MapFan+はオフラインでの地図表示には有料プランへの加入が必要です。とはいえ、カーナビのない車や古いカーナビを搭載した車であれば、最新版の地図データが使えるのは魅力的です。

また、万が一の事故に備えて、ドライブレコーダーとして使う方法もあります。


保険会社の損害保険ジャパン日本興亜が提供する「Safety Sight」には、急ブレーキや衝突などを感知すると、前後10秒間の前方映像をお自動的に録画する機能を搭載。さらに、運転中の前方映像や位置情報により、スマホが車間距離を分析して、前方車両の接近や発車検知時に音と声でお知らせしてくれる機能もあります。

ただし、カーナビもドライブレコーダーもバッテリーを消費するので、充電しながら利用しましょう。

「MapFan+」>> https://itunes.apple.com/jp/app/mapfan+-mappufanpurasu/id551921916?mt=8

「Safety Sight」>> https://itunes.apple.com/jp/app/safety-sight-jie-jinarato/id549776266?mt=8

 


4.防犯カメラや見守りカメラとして使う

わざわざ防犯カメラや、赤ちゃんやペットを見守るためのカメラを導入しなくても、iPhoneの動画撮影機能を使えば十分です。

「あんしん監視カメラ」は、iPhoneのカメラで撮影した映像を、ネットワーク経由でクラウドに保存します。


手元に持っているiPhoneの同アプリで、アプリの設定画面に記載されているIDとパスワードでログインすれば、保存された画像をチェックできます。

また、ベビーカメラとして使うのであれば「ママの目」などのアプリもあります。このアプリは家庭内のWi-FiやBluetoothで通信を行います。音声配信や暗視カメラ、動画配信、警報機能に加え、手元のスマホで赤ちゃんの様子を写真撮影できる機能も備えています。

「あんしん監視カメラ」>> https://itunes.apple.com/jp/app/anshin-jian-shikamera-suguni/id641428777?mt=8

「ママの目」>> https://itunes.apple.com/jp/app/mamano-mu/id1057974447?mt=8

 


5.PCの「iTunes」のリモコンとして活用

「iTunes Remote」というアプリを使えば、MacやWindowsのiTunesをアプリ上で操作できるようになります。


接続方法は簡単で、アプリを起動したら「デバイスを追加」をタップします。


iPhone上に4桁の数字が表示されたら、PCでiTunesを起動し、ウインドウの左上にある「Remote」ボタンをクリックしましょう。


ディスプレイ上にiPhoneと同じパスコードを入力すれば、設定は完了です。iPhoneの画面を見ながら次に再生する曲を選べるので、リモコンだけで操作するよりもできることがグッと広がります。

「iTunes Remote」>> https://itunes.apple.com/jp/app/itunes-remote/id284417350?mt=8

 


【番外編】SIMロック解除すれば海外出張用の端末に変身

海外に行く機会が多い人であれば、キャリアで使っていたiPhoneのSIMロックを解除してしまうのもアリ。SIMロックが解除されたiPhoneなら、渡航先で現地のプリペイドSIMを挿して使うことができます。もちろん、国内の格安SIMを挿してデータ通信専用端末にするのもいいでしょう。


ただし、SIMロック解除できる機種はiPhone 6s/6s Plus以降のモデルに限られています。また、購入からの経過日数や事務手数料などがさまざまな条件があるので、詳細は各社のホームページを参照しましょう。

iPhoneだけに限らず、Androidスマホやタブレットでも同様の使い方ができます。せっかくのスマホを無駄にせず、いろんなシーンで活用してみましょう。

 


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(文/今西絢美

いまにしあやみ/エディター、ライター

いまにしあやみ/エディター、ライター

編集プロダクション「ゴーズ」所属。スマートフォンなどのデジタル製品を中心に、アプリや関連サービスに関する記事をウェブや雑誌で執筆中。趣味は食べ歩きで、食にまつわるサービスや製品のチェックがライフワーク。

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