【ココが違う 1】防水・防塵に対応!
iPhone 7は「IP67」の防水・防塵性能を備えています。これは、うっかりドボンと水没させても、すみやかに処置すれば大丈夫なレベルです。アウトドアで使うことが多い人や、水を扱う仕事をしている人には、安心度が高まったといえるでしょう。
しかし、従来のiPhoneがものすごく水に弱かったというわけではありません。iPhoneは世界中で多くの人が使っている端末です。雨が多い地域でも、湿度が高い地域でも問題なく使われています。国際標準の規格はクリアしていないものの、「スマホの中ではかなり丈夫」と言っていいでしょう。普段から濡らさないように気を付けていれば、「IP67」というお墨付きは必要ないかもしれません。
なお、防水防塵機能により密閉性が高まったためか「iPhone 7は使っていると熱くなる」という声もちらほらと聞かれます。筆者は、メールやSNSを中心に使い、ときどき動画を見たり、ゲームをしたりという標準的ユーザーですが、今のところ、気になる発熱には遭遇していません。
【ココが違う 2】おサイフケータイが使える!
iPhone 6から搭載されていた「Apple Pay」が日本でも使えるようになります。これは、日本で「おサイフケータイ」として普及しているFeliCaに対応したためです。
具体的なサービス例としては「Suica」が使えるようになります。対応するクレジットカードからSuicaにチャージもできます。「iD」や「QuicPay」などの電子マネーも使えます。
実際にサービス開始となるのは10月以降ですが、iPhoneでおサイフケータイ機能が使えないことに不便を感じていた人は、ようやくその不便が解消されそうです。
ただし、従来ケータイやAndroidスマートフォンの「おサイフケータイ」で利用できる全てのサービスが対応するわけではありません。Appleは「おサイフケータイ」という名称を使っていませんし、端末にFeliCaマークも付いていません。自分が使いたいサービスが、これまでと同じように使えるのか否か、今後発表される情報にも注意が必要です。
【ココが違う 3】ホームボタンが変わった!
iPhone 7に触れて最初に驚いたのがホームボタンの感触です。従来のようにカチッとは押せません。iPhone 7のホームボタンは、押しても凹まず圧力を感知する “感圧式” になっています。ただし、物理キーを押した場合に似たレスポンスを感じられるようになっています。
防水を実現するために密閉性を向上させる必要があり、それゆえの変更でしょうが、今のところ、違和感なく操作できている人と、しっくりこないという人に分かれるようです。筆者は後者で、ホームボタンを押したつもりが、Siriが起動してしまうという誤操作をしがちです。
使っていくうちに慣れるとは思いますが、まずは、実機に触れてみることをおすすめます。