iPhone 6sでは、本体の右下にシングルスピーカーが搭載されていましたが、iPhone 7では、ディスプレイの上の受話レシーバーもスピーカーとして使うステレオ仕様になりました。「Apple Music」で音楽を聴いたり、「YouTube」の動画を見たりするときに、より迫力のあるサウンドで楽しめます。
内蔵スピーカーの音量は大きくなりましたが、音質にはさほど期待しないほうがいいかもしれません。音量を上げ過ぎると、シャカシャカとした高音が耳障りに感じたり……ということも。なので、音質にこだわるのであれば、従来通り、ヘッドフォンを使うべきです。
【ココが違う 5】イヤフォンジャックがなくなった!
iPhone 7にはイヤフォンを挿す穴がありません。同梱のステレオイヤフォンは、Lightningコネクタに挿して使います。
つまり、これまで市販のヘッドフォンで音楽を聴いていた人は、同梱のアダプタでLightningコネクタに変換する必要が生じます。
ただし、Bluetoothヘッドフォンを使うのであれば、この仕様変更は気にする必要はないでしょう。10月下旬から、高音質のワイヤレスヘッドセットとして使えて、Siriも使える「AirPods」も発売される予定です。
【ココが違う 6】ディスプレイの表現力が向上!
画面サイズ(4.7インチ)と解像度(1334×750ドット)に変更はありませんが、「広色域」に対応し、最大輝度も500cd/m2から625cd/m2へと向上しました。つまり、表現できる色の領域や明るさが広がったということ。というわけで、画面の明るさを最大にし、同じ画像を表示させて比べてみました。
「マップ」の画面を比較してみたところ、明るく見えたのはiPhone 6sでしたが、よく見ると、iPhone 7のほうが細い道を示す線までくっきりと見えて、視認性は向上しているようです。次に、同じ写真を表示させてみました。
やはり、iPhone 6sのほうが明るく白っぽく見えます。砂浜や海面の色の濃淡など細かい部分に目を向けると、iPhone 7の表現力が優っているように感じました。