機体の艤装を進めつつ約100枚のデカールを貼っていく【達人のプラモ術<F-35B ライトニングII>】

■機体各部のデカール貼り込み

機体パーツの取り付けが完了したら、デカール貼りに入ります。

まずは機体各部に貼られたコーションマークを貼っていきます。これがグレーの塗装面にグレーの小さなデカールという老眼にはキビシイ作業ですが、頑張って貼っていきます。

コーションマーク(注意書き)は“NO STEP”など小さいサイズが多いのですが、1/48スケールともなるとちゃんと読めます(ルーペで確認)。なので上下などを間違えないように貼っていきましょう。

またサイズが小さいので、ラフに扱うと丸まったり折れ曲がってしまうといったありがちなトラブルが発生します。それを避けるため、デカール専用ピンセットの使用をオススメします。

また小さいので、どうしてもデカール自体の定着力が弱く、貼った後に剥がれてしまうことがあるため、デカールの定着力をサポートするマークフィットとデカールのりも併用します。

▲タミヤ「デカールピンセット」(2420円) デカール(スライドマーク)貼りに最適なステンレス製ピンセット。精密に仕上げられた矢尻型の面で挟むことにより、小さなデカールもしっかり保持してくれる。先端がとがっていないのでデカールを傷つけにくい

▲リフトファンの周りにはデカールで細いラインが再現されている

▲機首周りのコーションマークを貼り込んだ状態。塗装面とデカールで光沢が違っているが、デカールを貼り込んだのちセミグロスクリアーで機体全体をオーバーコートすることでツヤも統一されるので問題はない

▲機体上面へのデカールの貼り込みがほぼ完了した状態。デカールはマーキングを含めてトータルで100枚くらい貼る必要がある(現用機では少ない方)

▲キットには1/48原寸大の塗装及びデカール貼りのカラーイラストガイドが付属している

▲タミヤ「マークフィット・デカールのり」(275円) デカールを柔らかくして、貼りにくい凸凹面や曲面、つや消し面にマークをぴったりフィットさせ、さらに接着力も高める

▲タミヤ「デカールのり(軟化剤入り)」(396円) 水へのつけすぎや、位置の修正などで弱くなったデカールの接着力を補う“のり”の成分と、曲面や凸凹面への密着性を高める“軟化剤”、両方の成分が配合されている。刷毛でデカールを貼る場所にあらかじめ塗り、その上からデカールを貼ることでしっかりと定着する。はみ出した部分は水をつけた布などでふき取る

 

■こちらも参考になります

毎度手前味噌ではありますが、タミヤ公式のYouTubeチャンネル『タミヤ 基礎からのプラモデル講座』の【デカール編】【ピンセット編】で詳しい扱いを紹介しています。ぜひご覧ください。

 

■次回、F-35Bの製作最終回!

今回はここまで、正直キットのディテールに圧倒されております。

まだウエポン類を製作しなくちゃいけませんし、あっコクピットやパイロットも製作しないといけません、いや~スゴいキットです、作り応えありまくりです。でも作って楽しいキットです!

次回、F-35B完成編。お楽しみに!

▲コーションマークを貼り終え、リフトファンカバーとキャノピーを仮り組みしたF-35B

▲まだまだやること多いです(焦)

>> [連載]達人のプラモ術

<製作・写真・文/長谷川迷人>

 

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