【iPad Hacks_52】
2023年9月にリリースされた「iPadOS 17」では、新たに「ヘルスケア」アプリが利用できるようになりました。すでにiPadOSをアップグレードした方のなかにも、iPadでは、まだ「ヘルスケア」アプリを試していないという人もいることでしょう。
本稿では改めて、iPad版のヘルスケアアプリの画面について、iPhone版との違いや基本操作をチェックしていきます。
■そもそも「ヘルスケア」アプリは何ができるのか?
「ヘルスケア」は、2014年秋にリリースされた「iOS 8」から利用できた純正アプリですので、iPhoneではかなり前からお馴染みの存在です。
現在、「ヘルスケア」アプリでは、歩数や消費カロリー、睡眠の時間など、複数のフィットネスアプリで計測したデータを集約する役割を担っています。ほかにも、ヘッドフォンの音量や、女性の周期記録ができたり、さらに手入力で身体情報などを記録できたりします。
例えば、Apple Watchで測定したアクティビティのデータや、iPhoneで測定した睡眠時間のデータ、サードパーティ製のヘルスケアアプリと連携可能な体重計で記録した体重のデータ、巻き尺を使って測って確かめたウエストサイズ——など、さまざまなデータをまとめて管理できるわけです。
もちろん、もしこれだけのアプリならば、あまり魅力を感じないかもしれません。しかし、「ヘルスケア」アプリが真価を発揮するのは、記録したデータがある程度蓄積してからです。
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