【達人のプラモ術】
ハセガワ
「1/35 タダノ ラフテレーンクレーンGR-130NL/N クレヴォ mini G4」
01/06
前回のプラモの達人は、達人のオススメツール紹介という特別編でしたが、今回からプラモ製作再開です。さて気になる新アイテムですが、模型メーカーのハセガワから発売されたばかりの建機プラモ「タダノ ラフテレーンクレーンGR-130NL/Nクレヴォmini G4」を製作します!
長谷川迷人|東京都出身。モーターサイクル専門誌や一般趣味雑誌、模型誌の編集者を経て、模型製作のプロフェッショナルへ。プラモデル製作講座の講師を務めるほか、雑誌やメディア向けの作例製作や原稿執筆を手がける。趣味はバイクとプラモデル作りという根っからの模型人。YouTube「
モデルアート公式チャンネル」などでもレビューを配信中。
■人気の建機モデル
建機はホビー的にも人気にあるジャンルで、古くは60年代からアメリカのRevell社をはじめ国内外のメーカーがプラモデルを販売していました。近年ではハセガワが建機モデルを本格的なスケールモデルとしてラインアップを充実しており、最新キットが今回の「タダノ ラフテレーンクレーン」になります。
海外では建機モデルはミニチュアモデルが充実しており、高さ2メートルを超えるクレーンなど、大スケールのモデルやマニアックなラインアップに驚かされます。国内では東京神田にあるケンクラフトが建機ミニチュアモデルの専門店として知られています。
>> ケンクラフト
ミニカーでお馴染みのトミカでも「日立建機 リジットダンプトラック」とか「コベルコ建機 超大型ビル解体専用機」といった、かなりマニアックな建機が揃っていたりします。小さい男の子はトミカ大好き働くクルマ大好きですよね(大きいオジサンも大好きだけど)。
こうした中にあってハセガワは、近年建機プラモデルに力を入れており、ラフテレーンクレーン以前にも油圧ショベルカーやコンバインド振動ローラ(言うところのロードローラー)等を1/35スケールでキット化し発売しています。
建機モデルの人気はやはりメカ的な魅力なのだと思います。それもミリタリーモデルとはひと味もふた味も違うリアルメカニックの存在感なんだと思います。現実に存在するメカなんだけれども、非日常的というかSF的な存在…、トランスフォーマーとかモビルスーツに通じる魅力があるんですよね。高く伸びるクレーンアーム、解体作業で威力を発揮する油圧クラッシャー、コンクリートを打ち砕く油圧ブレイカーとか男のロマンですよね。工事現場で稼働している建機がいると立ち止まって見ちゃいますからね!