ブームは塗装不可!プラの質感をいかに消すか…【達人のプラモ術<タダノ ラフテレーンクレーン>】

■悩ましきは起伏シリンダー

クレーンのブームを完成させて、工程21ではブームの外装パーツを車体色である黄色に塗装したのち取り付けていきます。

この際に、ブームの起伏角度を変える起伏シリンダーのロッド(パーツC2)をシルバーに塗装して取り付けるのですが、ブームを起こした際の加重を保持するために起伏シリンダー(工程11で製作)にはポリキャップが入っています。これがロッドを擦るため、やはり塗装が剥げやすい部分です。

当初ミラーフィニッシュシート貼ることで、アクチュエーターロッドの質感を出しつつ塗装の剥げを防げると考えたのですが、フィニッシュシートの厚みで作動が極端に渋くなってしまい断念しました。

結局ロッドはシルバーで塗装してコーティング剤を塗って仕上げていますが、ブームの伸縮を繰り返していると塗装が剥げてくると思います。ブームは後から外せるので、より良い仕上げのアイデアが見つかったら再仕上げしたいと思います。

▲動きが渋くいなるためフィニュシートでの仕上げを諦めて、銀塗装で仕上げたブーム起伏シリンダーのロッド

▲現在より良い仕上げを検討中

 

■いよいよ完成間近のラフテレーンクレーン!

今回完成させたブーム車体に仮り組みしてみると、いやぁ思っていた以上にカッコ良いです! ブームの黒と黄色の車体のコントラストもバッチリ決まっています。残す工程は車体の細部仕上げ。さらにさらに作業時に車体の左右に展開するアウトリガの製作です。そしてやはりウエザリング塗装は外せません!

次回のタダノラフテレーンクレーンの製作もお楽しみに!

▲ブームは旋回台にネジで固定されるので、強度に不安がない。ネジは締めすぎ要注意

▲車体に取り付けた旋回台にブームを仮組した状態。いよいよラフテレーンクレーンらしくなってきた

▲ブームをいっぱいに伸ばしたら手持ちの撮影ボックスに収まらなかったため、床に置いて撮影になってしまった

>> [連載]達人のプラモ術

<製作・写真・文/長谷川迷人>

 

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