知っておきたいキャンプで使うガス缶の選び方とCB缶、OD缶それぞれのメリット・デメリット

■バーナーへの取り付け方法

CB缶とOD缶はガスバーナーへの取り付け方も異なります。まずCB缶式は、取付口に差し込み、ひねってロックをかける構造が主流です。

ガス缶の取り付け箇所には、一箇所だけ突起がある、回せる樹脂製のパーツが付いています。その突起部分とCB缶の切り欠き部分を合わせるようにして、樹脂パーツにCB缶を差し込みます。

しっかり差し込んだら、CB缶を回してロック。これでガスバーナーへの取り付けは完了。もし、CB缶をうまく差し込めない場合は、樹脂パーツが既に回ってしまっているかもしれません。一度樹脂パーツを左に回してから再度試してみましょう。

OD缶式ガスバーナーはもっと簡単で、ネジのように回して締めるだけ。OD缶の頂点部分がネジになっていて、ガスバーナーのバルブ部分を当てて、ぐるぐる回すだけで取り付け完了。このように違いはあれど、CB缶もOD缶も慣れれば簡単に取り付けられます。

■キャンプ用ガスバーナーの点火方法

ガスバーナーのヘッド部分にライターを向けて、火を出します。その状態で、ガスバーナーのバルブを少しずつ開くことで安全に点火できます。一気にバルブを開いてしまうと、勢いよくガスが吹き出て危ないので、少しずつが肝。なお、点火にはチャッカマンなどのノズルの長いライターを使う方が火傷の危険も少なくおすすめ。

また、CB缶、OD缶ともにイグナイター(点火装置)が取り付けられているモノもあります。ボタンをカチッと押すと、バーナーヘッドに向けて小さいスパークが発生し、ガスに引火する仕組みです。より安全に使いたいなら、イグナイターを連打しながら少しずつバルブを開いて点火します。

*  *  *

最後に、バーナー選びのコツは燃料を統一すること。あるアイテムはOD缶式、でもこっちはCB缶式、のようにバラバラに買ってしまうとその分ガス缶の準備をしなければいけなくなります。統一しておくと調達も管理もラクなので、よっぽどの理由が無ければまずは燃料は統一するといいですね。

<取材・文/山口健壱(&GP) 写真/逢坂聡>

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