機械を詰め込んだ感のあるコクピットを製作!【達人のプラモ術<マッキ MC.202フォルゴーレ>】

【達人のプラモ術】
イタレリ
「1/32 イタリア空軍 マッキ MC.202フォルゴーレ」
03/06

MC.202ですが、コクピットは1/32スケールということもあって、細部までよく再現されています。今回製作してみて感じたのが、Bf109のコクピットが、合理的でいかにもドイツ的な機器類の配置を感じられるものに対して、MC.202のコクピットはかなりタイトで狭いのは同じなのですが、何というか雑然とした、計器類のゴチャゴチャ感が強いです。Bf109は、贅肉を削ぎ落として機能優先で作られた機体ですが、対するMC.202はイタリア人の職人気質で手作りされた戦闘機という印象があります。そんな違いを感じられるのも本キットの面白さです。(全6回の3回目/1回目2回目

長谷川迷人|東京都出身。モーターサイクル専門誌や一般趣味雑誌、模型誌の編集者を経て、模型製作のプロフェッショナルへ。プラモデル製作講座の講師を務めるほか、雑誌やメディア向けの作例製作や原稿執筆を手がける。趣味はバイクとプラモデル作りという根っからの模型人。YouTube
モデルアート公式チャンネル」
などでもレビューを配信中。

 

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