機械を詰め込んだ感のあるコクピットを製作!【達人のプラモ術<マッキ MC.202フォルゴーレ>】

■コクピットの製作

インストの工程19~工程23がコクピットの製作となります。

コクピットパーツは黒で下地塗装したのち、VICカラー「WWⅡイタリア空軍色1」セットのインテリアグリーン(FS34272)で塗装して、計器盤と前隔壁、座席とフロア、左右コンソール、後部隔壁とユニットごとに細部を塗装、組み上げていきます。

座席後部の隔壁に取り付けられている酸素ボンベもしっかり再現。細かく塗装指示もされていますが、完成するとほとんど見えません(笑)。

計器盤のメーター類は、キット付属の3Dプリント塗装済みデカールを使用しています。ただしデカールの接着力が弱く、乾燥後に剥がれそうなので、作例ではGボンドを使って貼りつけています。

また計器盤やフットレバー、シートベルトには一部エッチングパーツが使われています。これらのパーツは瞬間接着剤で取り付け後に塗装します。ショルダーハーネスと隔壁を繋ぐワイヤーはごく細の金属線が付属しています。

▲3Dプリントデカールで立体的に再現された計器盤。全体は半光沢メーター類の表面は光沢仕上げになっており、リアルな仕上がりを得られる

▲3Dプリント計器盤は柔軟性があるが、水転写デカールのため、やや糊が弱く、乾燥後に剥がれやすい。今回はGボンドを使ってしっかり接着した

▲細かなパーツ類を接着したのちインテリアグリーンで基本塗装を済ませたフロアパーツと計器盤。フットペダルと操縦桿は未塗装状態だ

▲フットペダルの足かけはエッチングパーツ。プラ丸棒を治具にして曲げてから接着する

▲機体内壁もVICカラーのインテリアグリーン(FS34272)で塗装しておく。ちなみにMr.カラーで塗装する場合はC312イスラエル砂漠迷彩色(FS34277)を使用する

▲VICカラー「WWⅡイタリア空軍色1」

▲シートは座面が独特な丸みを帯びた形状をしている。シートベルトは背もたれとショルダーハーネスが一体で成形されたプラパーツとエッチングパーツを組み合わせて再現する

▲フロアパーツと前隔壁(計器盤)を接着した状態。操縦桿と座席を支えるパイプフレームも取り付けて塗装した

▲左右コンソールパネルはレバーやスイッチ類を塗装したのち、スミ入れ塗料の黒(上澄み)で軽くウエザリングを施した

▲1/32スケールという事もあって、コクピットは細部まで細かく再現されている、が…

▲コクピットを機体内部に挟み込んでしまうとあまり見えなくなってしまうのが残念

▲コクピットと尾輪を組み込んで胴体を接着

▲尾輪

▲詰め込んだ感のあるコクピット

 

【次ページ】胴体に主翼を取り付け。飛行機らしくなってきた

この記事のタイトルとURLをコピーする