機体の組み立て&エンジンの製作。主翼の後縁はシャープに削るべし!【達人のプラモ術<ブリストル・ブルドッグMkⅡ>】

■主翼の穴あけ指定にミスがあるので注意!

主翼は上下を接着する前に、指定の箇所にピンバイスを使い直径1mmの穴を開けろと指示されています。しかし明らかに直径1mmは大きすぎます。張り線を取り付けるための穴なので、直径0.2mmの穴で充分です。

▲主翼(上翼)は前縁2か所に穴あけの指示がされているが、開口サイズが直径1mmでは大きすぎる

 

■主翼の後縁を薄くシャープに加工する

キットの主翼は上翼、下翼ともに上下2枚合わせとなっています。そのためどうしても後縁部分が厚くなってしまい、実感を損ねています。なので後縁を薄く削って薄く加工することをオススメします。

ただしブリストル・ブルドッグの主翼は木製の桁に羽布張り構造で、後縁も桁の部分がなだらかに凸状盛り上がっているので、このディテールを潰さないように研磨してください。

▲見て分かるくらい主翼の後縁がぶ厚くダルいので、ここは薄く削ってシャープに仕上げる必要がある

▲羽布張り構造を再現したディテール(桁の上に貼られた羽布がなだらかに盛り上がって後縁まで繋がっている)を削り落とさぬように注意して、後縁を薄く削って仕上げる

▲デザインナイフで削りことで薄く仕上げた上翼の後縁部分

▲組み上げた胴体と主翼を合体。水平尾翼付け根のパーツに僅かに隙間が生じたので溶きパテを流し込んで修正している

▲胴体に主翼(下翼)を取り付けた状態。1/48スケールだが、第二次大戦機と比べて機体はかなり小さい

▲胴体と下翼を合体させたのち、サーフェイサーで下地塗装をする

▲今回ブリストル・ブルドッグは銀塗装(機首周りは無塗装)となるので、研磨キズ等を残さないように下地仕上げは丁重にやっておく

▲上翼が付くといかにも複葉機(あたり前)。この時点で翼間支柱などの取り付け位置をチェック。塗装の手順もシミュレーションしておく

▲サフでの下地塗装ののち、エアブラシを使いセミグラスブラックで下地となるシェード塗装の黒を入れておく

 

【次ページ】張り線の素材は何にしようか…

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