箱絵とは異なるオリジナルカラーに塗装して船体の完成!【達人のプラモ術<ハーバータグボート>】

■ハーバータグボードの完成

マストをはじめ、前部甲板のラッタルなど艤装パーツを取り付け、ほぼ完成したハーバータグボート。雰囲気の良さは当時のRevell社のキットならでは。古さは感じるもののそれがまた良い味になっている。

 

■塗装後のテストでLEDライトの光漏れが発覚!

船体にキャビンと操舵室などを接着した後に光漏れ等がないかをチェックしたところ、操舵室とキャビンの屋根の合わせ目から光が漏れることが発覚。光漏れを防ぐ塗装など気を使っていたつもりですが、キャビンを組む際に天井パーツの歪みを修正しないまま接着してしまったのが原因のようです(隙間が生じていた)。対策として、最近話題の光硬化タイプの瞬間接着剤でパーツの接着面に生じた隙間を埋め、艶消しの黒で下地を塗装やり直して光漏れを防ぎました。

▲海面ベース上に仮置きしてテスト

▲上がライトオン、こちらがライトオフの状態

▲船体の塗装後、内蔵したLEDライトを通電テストし、問題がないかを確認。オレンジ色の光りが良い感じ

▲LEDライトの発光テストで、操舵室とキャビンの天井の接着面(矢印の部分)の光漏れが発覚

▲光漏れの修正工作で光硬化型のアロンアルファ光を使用してみた。パーツの歪みから生じた隙間を同製品で修正(適度な粘度があるので隙間埋めに使用できる)。付属のライトを照射することで、より短い時間で硬化させられ、一般的なホビー用光硬化樹脂より硬化後の強度も高い。また白濁化もしないのでクリアパーツの接着にも使用できる

▲コニシボンド「アロンアルファ光」(1740円)

▲光漏れの修正完了。このあとマストの張り線も取り付ける必要があるのだが、破損しやすいため、海面ベースに取り付け後の作業とした

 

■次回、タグボートを乗せた海面の製作に入ります

LEDの光漏れの修正やパーツの擦り合わせといった作業に思っていた以上に時間がかかってしまった船体の製作も、なんとか完了しました。次回はいよいよハーバータグボートをベースに組み込んで、リアルな洋上ジオラマの製作を進めていきます。お楽しみに!

▲船体の電源をボックス側の電源と繋いで、船体をベースのスタイロフォームに接着固定したのち、モデリングペーストで船体の周囲の隙間埋めた状態

▲ボックスのふたは作業しやすいように外してある

>> [連載]達人のプラモ術

<製作・写真・文/長谷川迷人>

 

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