クルマを停めた位置、実はウォッチで分ります。 「コンパス」アプリの便利ワザ3選|Apple Watch Hacks

【Apple Watch Hacks_25】

Apple Watch Series 5以降をお持ちの皆さん、ちゃんと「コンパス」アプリは使っていますか? 「どうせ山登りで使うんでしょ?」と思って放置している方も多いかもしれませんが、それではもったいない。

実は「駐車場でクルマを探す」のように、日常生活でも便利な使い方があります。

本稿では、こうした使い方を含め「コンパス」アプリの3つの基本テクニックをおさらいします。どれも初見で説明なしだと難しく思えるかもしれませんが、その実態は意外とシンプル。機能概要を確認しながら手元の端末で試すことで、すぐ使いこなせるようになりますよ。

※本稿で紹介する機能は、iOS 18、watchOS 11にて検証したものです。

 

1. 方角をセットする

まずは、「ざっくりと西に向かいたい」というような場合の使い方。もちろん、都度コンパスの画面で方角を確認してもいいのですが、目的の方角をセットしておくことで、目的の方角に対して、自身の進行方向がどのくらいずれているのかを確認できるようになり、進む方角のチェック・修正が簡単になります。

まず画面左上のアイコンをタップして、メニューを開き、下部までスクロールします。「方角」という欄があるので、これをタップしましょう。

コンパス画面が表示されるので、目的の方角へApple Watchの上部を向けましょう。設定画面が表示された時点からの角度のズレが赤く表示されるので、Digital Crownを回して、この赤い部分が表示されないように調整します。赤い部分がなくなったら右上の「完了」をタップしましょう。

これで、目的の方角に対する、現在の向きのズレが赤く表示されるようになります。

Apple Watchの「コンパス」アプリの操作画面イメージ

▲「i」をタップし、「方角」を選択

Apple Watchの「コンパス」アプリの操作画面イメージ

▲目的の方向にApple Watchの上部を向け、赤い部分が消えるように、Digital Crown(リューズ)を回していこう

Apple Watchの「コンパス」アプリの操作画面イメージ

▲赤い部分がなくなったところでチェックアイコンをタップ。目的の方角と、向いている方向(下三角)との角度のズレが赤く幅で表示されるようになった。この場合、自分が向いている方向(真上)に対して、目的の方向は2時〜3時の間の方角だとわかる

もちろん、ハイキングや登山、シーカヤックなど、アウトドアシーンでは覚えておくと便利そうですし、市街地でも、例えば「賃貸の内見のときに南を設定しておいて、日当たりをチェックする」「旅先の街をざっくり北に向かって散策しながら進んでいく」みたいな場面で使えるかもしれません。

 

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