■ボディの乾燥をさせている間に外装パーツ類を製作
ボディはウレタンクリアーが乾燥するまで触ることとはできないので、その間に外装パーツ類を仕上げていきます。
フロントバンパー、リアバンパー、エンジン。説明が前後してしまいましたが、フロントバンパーは塗装を考量してボディ組み立て時に接着しています。そのままだと下側のグリルパーツ(パーツB32)が付けられなくなってしまうので、後ハメできるように加工(ピンの穴を半分カット)しています。
■リアコンビネーションランプの製作
サクサクと製作を進められるポルシェ911 GT3 RSではありますが、想定外に大変だったのがリアコンビネーションランプでした。
透明部品で成形されたパーツ(パーツD10)をマスキングして両面を細かく塗りわけて、さらにデカールも貼らなくちゃいけません。ウインカー部分のマスキングを爪楊枝などでしっかりと密着させる必要があります。
またパーツ自体が細く折れやすい(透明樹脂は硬い)ので、取り扱いには注意が必要です。またボディへの接着は、接着剤で塗装面を汚さないためにクリアボンド(タミヤ多用途接着剤クリヤー)を使う必要があります。
■ウインドウパーツの塗装
フロントリアウインドウ、ドアウインドウといった透明部品は黒のトリムを再現する必要があるので、キットに付属の専用マスクシールを使って塗装していきます。
裏側からの塗装は、アクリル塗料を使えば、マスクシールをはがした際に万が一塗料がはみ出していても、塗膜が柔らかいので爪楊枝でこすれば簡単に落とせます。
■ホイールの組み立てと塗装
キットではパールホワイトボディ用としてTS-95ピュアーメタリックレッドのグロスクリア仕上げが指定されていますが、タミヤフェアに展示されていた実車のホイールはオレンジががったメタリックレッドという印象でした。
そこで金属感を強調するために、下地色としてゴールドを塗装。そこにピュアーメタリックレッドを重ねることで、より金属感を強調してみました。しかしボデイにメタリックレッドのホイールを組み合わせてみるとイエローボディには合わない感じなので、ガンメタルでリペイントを考えています(塗る前に気付けよ…)。
■次回、完成編!
完成直前、まさかの大トラブル発生!?
外装パーツもほぼ仕上がり(そういえば吊り下げ式の可変リアウイングをまだ組んでいない)、次回はいよいよポルシェ911 GT3 RSの完成! となるはずなのですが、ここにきてまさかの大トラブル発生!
いやぁ今回はトラブルに泣かされっぱなしです。
さて何が起きたのか? 次回乞うご期待ですよ!
>> [連載]達人のプラモ術
<製作・写真・文/長谷川迷人>
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