◯◯Payだけじゃない。現金以外の主な4つの支払い方法をおさらい

【キャッシュレス決済の現在地】

キャッシュレス派が多数を占める時代になりました。これまで渋ってきた方も、脱・現金派を志すならば、早いうちが好機かもしれません。しかし世の中、なんと支払い方法の多いことか…。「◯◯Pay」などのキャッシュレス決済を導入して、お得かつ便利に運用したいと思った場合、選択肢が多すぎて迷子になりがち。

また、すでにいくつかのコード決済を試したことがある人でも、黎明期のコード決済ブームがひと段落してからは、使うサービスが限定されてきた人も多いかもしれません。しかし、数年が経過して状況も徐々に変化しています。そろそろ知識のアップデートもしておきましょう。

そこでこの記事では、そもそも現金払い以外のキャッシュレス決済としてどんな選択肢があるのか、まずは全体像を俯瞰し、前提知識をざっくりと一気におさらいしていきましょう。

 

■決済時の行動は主に5つのパターンに分かれる

まず、キャッシュレス決済で商品やサービスを購入する際、購入する人がどのような行動をするかで、おおまかに5つの種類に分けられます。

キャッシュレス決済の5つの払い方イメージ

▲キャッシュレス決済の5つの払い方(イラストは筆者制作)

1つ目は、磁気カード。溝のあるカードリーダーに、指定の方向でカードをスッと通すことで、磁気ストライプ(黒い帯)にある情報を読み取るという仕組みです。一部のクレジットカードや、プリペイドカード、ポイントカードなどで使えます。ただ、利用機会は減ってきています。

2つ目は、接触型のICカード。ICチップを搭載したクレジットカードをリーダーに差し込むことで、ICチップから情報を読み取ります。現時点では、クレジットカードを使ううえで、最も一般的なスタイルでしょう。

3つ目は、非接触型決済。対応のクレジットカードや、交通系電子マネーカード、スマートフォンなどを非接触決済用のリーダーにかざすことで、ピッと認証される仕組みです。ひと昔前は交通系電子マネーやApple Pay、おサイフケータイなどの十八番といったイメージでしたが、昨今は対応店舗が増えたことで、クレジットカードも使える機会が増えています。

4つ目は、コード決済。これにはふたつ種類があり、店舗側が提示しているQRコードを購入者がスマートフォンのカメラを使って読み込む「ユーザースキャン方式」と、購入者がスマ-トフォンの画面に表示させたコードを店舗側の端末で読み込む「ストアスキャン方式」です。

5つ目は、オンライン決済。要するにインターネット経由で行う決済方法で、認証を行うことで、あらかじめ登録しておいた決済方法を用いて買い物ができます。具体的な決済方法は多岐に渡り、クレジットカードでの決済や、銀行からの引き落とし、特定の支払いサービスに登録しておいた支払い方法を使いまわせるID決済(アカウント決済)、キャリア決済、電子マネー決済などさまざまです。

 

【次ページ】整理していくと主な支払い方法は4つのカテゴリにまとめられる

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