
▲公式のヘルプページに記載されている、Apple Watch上の操作で削除可能なアプリ一覧
なお、Apple Watchで直接不要なアプリを削除した場合、ペアリングしているiPhone側への影響はありません。しかもホーム画面上でアプリアイコンが非表示になっても、その機能自体が消えるわけでもないようです。
例えば、Apple Watchのホーム画面から「連絡先」アプリのアイコンを削除したとしても、iPhoneでは連絡先アプリを使い続けられるわけです。またApple Watchの設定画面の一覧にも「連絡先」という欄が用意されていて、ここから連絡先情報にアクセスできます。「どうせApple Watchじゃアプリアイコンから機能を開かないからな」というアプリアイコンがある場合、ウォッチ上の操作でどんどん消してしまって問題ないでしょう。
全てのアプリ・機能について挙動を確認したわけではありませんが、多くの場面において、削除というより、ホーム画面からアイコンを非表示にしているという感覚に近そうですね。
■消してしまったときに、一部の機能に影響が出るアプリもある
一方、標準アプリをApple Watchから削除した場合に、全く影響が出ないわけでもないようです。
こちらは実際に検証したわけではありませんが、公式のヘルプページでは、Appleデバイスから標準アプリを削除した際に起こりうるいくつかの留意事項が記載されています。
このうちApple Watchで影響があると思われる事項としては、「心拍数」アプリを削除してしまうと、心拍数や心拍リズム、心肺機能の通知が表示されなくなるともされていることなどが重要そうです。
また、一部のアプリについては、コンプリケーション(文字版上に配置する機能)での利用にも影響する可能性があるかもしれません。例えば、「天気」アプリはApple Watch上の操作では削除できませんが、iPhoneからは削除できます。もしiPhoneで「天気」アプリを削除した場合、Apple Watch上でも「天気」アプリは見当たらなくなります。この場合には、コンプリケーションで「天気」を選べなくなっていました。
アプリ自体は起動していなくとも、どこかでその機能を利用しているかもと思うようなアプリは、削除せずにおくのが良いでしょう。
■削除してしまったアプリを復元したい場合の操作
ちなみに、もし一度削除したアプリを、ふとした拍子にまた使いたくなった場合には、App Storeから再インストールすることで、Apple Watch上に復元することが可能です。
この際は、Apple Watch上で直接「App Store」アプリを起動し、該当のアプリを検索すればOK。再ダウンロードを実行することで、アプリをインストールできます。

▲「App Store」アプリをタップ(左)。アプリ起動後に、画面左上にある検索欄をタップして、アプリ名を入力し、「検索」をタップ(右)

▲ダウンロードのボタンをタップすると(左)。Apple Watch上にアプリが再インストールされた
* * *
完全に余談ですが、最近Apple WatchのスクリーンショットがiPhoneに同期されにくくなったような…。本稿を書くうえでもやや戸惑いました。
筆者の環境では、Apple Watchを再起動したタイミングで一気に同期されることが2回続いたので、何かあれば試してみると良いかもしれません。こうした挙動も続くと結構困るので、改善されると良いですね。
<文/井上 晃>
井上 晃|スマートフォンやタブレットを軸に、最新ガジェットやITサービスについて取材。Webメディアや雑誌に、速報、レビュー、コラムなどを寄稿する。X
【関連記事】
◆iPhone+Apple Watchユーザーに最適なマグネット式モバイルバッテリー登場
◆世界初、Apple Watchに7.5Wの急速充電ができる大容量モバイルバッテリー!
◆3つのApple製品を同時充電!等高線をあしらったROOT CO.らしいデザインにも注目!
- 1
- 2